「マタギ」のカプセルトイ人気 阿仁地域の狩猟道具など忠実に再現

マタギのカプセルトイ5種類(C)TAMA―KYU
 明治から昭和初期にかけてのマタギを細部まで忠実に再現したカプセルトイが登場し、全国のカプセル自販機コーナーで人気を集めている。企画した玩具開発のザリガニワークス(東京)は「マタギとその文化に興味を持つきっかけにしてもらいたい」と話している。

 制作には、北秋田市商工観光課と道の駅あに「マタギの里」などを運営するマタギの里観光開発(同市)が協力。製造販売を手がけるブシロードクリエイティブ(東京)のオリジナルブランド「TAMA―KYU(タマキュー)」から1月29日に発売された。直後に交流サイト(SNS)で「素晴らしい再現度」「思った以上のクオリティー」などと話題になり、各地の売り場から完売や再入荷待ちの報告が相次いでいる。

 カプセルトイは▽シカリ(頭領)▽シロビレ(猟銃)▽シロビレ構え▽タテ(やり)構え▽解体(マタギ犬付き)―の5種類で、サイズは高さ約6・5~13・5センチ。「シカリは沈着冷静」「シロビレを構えるのは息子で親譲りの落ち着いた性格」など、それぞれの関係性や性格も設定した。マタギベラの柄の端をわずかに削って銃座にしたり、タテの刃である「袋ナガサ」は着脱可能にしたりと、細部まで作り込んでいる。

 制作したザリガニワークスの武笠太郎さん(50)と坂本嘉種さん(54)によると、2年半ほど前に動物もののカプセルトイが多く出ていたことから、それらと絡めて遊べるものとしてマタギを提案した。

 2人は2022年7月、マタギの精神や文化を学ぼうと、原型師らスタッフとともに阿仁地域を訪問。マタギ発祥の地とされる根子集落で山の神をまつる根子山神社を参拝し、道の駅あにではナガサを購入。マタギ資料館では、打当マタギのシカリ鈴木英雄さん(76)らからマタギの狩猟や文化の詳しい説明を受けた。その後は横手市出身の漫画家・故矢口高雄さんの「マタギ」(1975年)なども参考にデザインを詰めていった。

 坂本さんは「マタギは戒律を守って戦う厳格なイメージだったが、実際はとても生活に結びついた、温かみがある印象を受けた」と話す。武笠さんは「マタギの道具にさまざまな工夫が凝らされていて感動した。秋田の人たちに『分かってるね』と言ってもらえるように、装備はきっちり作りたかった」と語る。

 カプセルトイ「マタギ」は1回500円。県内を含め全国のカプセル自販機コーナーで順次販売される。

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