東通ヒラメ重メニュー大幅改良/7月から提供

メニューを改良したヒラメ重を試食するヒロ中田さん(中)ら

 青森県東通村の新・ご当地グルメ「東通天然ヒラメ刺身重(ヒラメ重)」の提供店などでつくる「東通ヒラメ料理推進協議会」が、ヒラメ重のリニューアルを進めている。3種類のご飯や前菜を新メニューに切り替え、ヒラメの刺し身や鍋物も食べ方を改良する。協議会は「一度食べた人も初めての人も、満足してもらえる完成度」と自信を見せる。7月1日から、新たなヒラメ重を提供する予定。

 5日は村保健福祉センターで、メニュー開発を指導するヒロ中田さん(リクルートライフスタイルエグゼクティブプロデューサー)を招き、会議を実施。前菜のスープや刺し身5点盛りの内容について、試食しながら話し合った。追加メニューとして、ナガイモなどを使った3色のピクルスを加えることも決めた。

 新たなヒラメ重は、ヒラメを使った特製三段重のご飯物を「ちらし重」「塩辛重」「味噌(みそ)カツ重」に変更し、前菜も新たなメニューにする。鍋物の「ヒラメとタコのアクアパッツァ」は、リゾット風でも味わえるよう改良。デザートのブルーベリーアイスには、村産のイチゴで作ったソースをかける。値段は1食1900円(税込み)。

 協議会は、今年7月のヒラメ重デビュー2周年を機に「メニューを進化させ、新しい味で楽しんでもらおう」と、リニューアルを企画。1月から開発を進めている。

 協議会の南川直樹会長は「リニューアルは苦労したが、いろいろなジャンルの調理法を取り入れるなど、新しいアイデアが出てきた」と手応えを語った。ヒロ中田さんは「従来のヒラメ重に比べて、10倍くらい良くなった。見た目もよりきれいになり、新しいヒラメの食べ方も提案するメニューになっている」と太鼓判を押した。

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