青森市出身の指揮者・沖澤のどかさんが芸術総監督、五所川原市出身のソプラノ歌手・隠岐彩夏さんが音楽主幹を務める青森県初の本格的なクラシックの祭典「青い海と森の音楽祭」(東奥日報社などでつくる実行委員会主催)が30日、開幕した。初日は東通村の東通中学校でアウトリーチ(出前演奏会)が行われ、国内外で活躍する音楽家8人が演奏を披露。同校生徒や東通小児童、保護者ら約400人の目の前で洗練されたハーモニーを響かせ、音楽祭開幕を華やかに彩った。
アウトリーチにはこのほか、バイオリニスト・矢部達哉さんやピアニスト・横山幸雄さんらが参加。モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジークより第1楽章」で開演し、「動物の謝肉祭より『白鳥』」など、なじみ深い名曲7曲を披露した。アンコールでは東通小・中の校歌をそれぞれ演奏し、子どもたちの歌声と一体となって会場を包みこんだ。
東通小5年で音楽クラブの二本栁すみれさんは「圧倒されました。特にチェロの音が好きで、低い音だけどきれいな川が流れるイメージ」と笑顔。東通中2年で吹奏楽部の井戸向(いどむかい)桃花さんは「演奏が始まった瞬間雰囲気ががらっと変わって、シャンデリアが下がった舞踏会にいるようだった。校歌を一緒に歌ったのもすごく楽しくて、弦楽器が入ると上品だった」と目を輝かせた。
終演後、沖澤さんは「東通に来られたことに特別の思いを感じているし、子どもたちにもそう感じてもらえたら」、隠岐さんは「胸がいっぱい。温かい雰囲気の中でスタートできてうれしい」と話した。
音楽祭は6日まで。アウトリーチは3日まで同じ8人のメンバーで県内を巡り、2日目の1日は弘前市の養護老人ホーム弘前温凊園と弘前第一養護学校高等部で行う。
アウトリーチにはこのほか、バイオリニスト・矢部達哉さんやピアニスト・横山幸雄さんらが参加。モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジークより第1楽章」で開演し、「動物の謝肉祭より『白鳥』」など、なじみ深い名曲7曲を披露した。アンコールでは東通小・中の校歌をそれぞれ演奏し、子どもたちの歌声と一体となって会場を包みこんだ。
東通小5年で音楽クラブの二本栁すみれさんは「圧倒されました。特にチェロの音が好きで、低い音だけどきれいな川が流れるイメージ」と笑顔。東通中2年で吹奏楽部の井戸向(いどむかい)桃花さんは「演奏が始まった瞬間雰囲気ががらっと変わって、シャンデリアが下がった舞踏会にいるようだった。校歌を一緒に歌ったのもすごく楽しくて、弦楽器が入ると上品だった」と目を輝かせた。
終演後、沖澤さんは「東通に来られたことに特別の思いを感じているし、子どもたちにもそう感じてもらえたら」、隠岐さんは「胸がいっぱい。温かい雰囲気の中でスタートできてうれしい」と話した。
音楽祭は6日まで。アウトリーチは3日まで同じ8人のメンバーで県内を巡り、2日目の1日は弘前市の養護老人ホーム弘前温凊園と弘前第一養護学校高等部で行う。
