青森県東通村は、国重要文化財・尻屋埼灯台の周辺で、県天然記念物「寒立馬(かんだちめ)」の放牧を試験的に再開した。例年春から秋にかけて灯台周辺に放牧される寒立馬は観光の目玉だが、2022年度は観光客の安全が確保できないとして見送っていた。今回は放牧地をロープと電気柵で囲い、観光客と直接接触しない形にした。
17日は、灯台脇に設けた放牧地に、この春生まれた子馬6頭を含む15頭をこの日限定で放した。寒立馬が灯台そばにたたずむ姿を見られるのは2年ぶり。訪れた観光客が写真に収めていた。
寒立馬は例年、冬場を放牧地「アタカ」で過ごし、4~11月は尻屋崎周辺に放牧されていた。しかし馬と観光客との事故が続き、22年度は尻屋崎公園ビジターハウス近くの柵で囲われた放牧地で過ごした。
一方、寒立馬と灯台が織りなす光景は風物詩として知られることから、寒立馬を管理する村は灯台周辺に放牧できるよう、灯台の向かい側に新たな放牧地を設け、14日から放牧を始めた。
草の生育状況や水場の様子を見ながら管理するが、場合によってはビジターハウス近くの放牧地などに戻すことも検討する。灯台脇は水場がないため、常設の放牧地にはしない考え。畑中稔朗村長は「以前のような放し飼いは難しいが、寒立馬と灯台のコラボレーションの価値は高い。より良い形を模索したい」と話した。
17日は、灯台脇に設けた放牧地に、この春生まれた子馬6頭を含む15頭をこの日限定で放した。寒立馬が灯台そばにたたずむ姿を見られるのは2年ぶり。訪れた観光客が写真に収めていた。
寒立馬は例年、冬場を放牧地「アタカ」で過ごし、4~11月は尻屋崎周辺に放牧されていた。しかし馬と観光客との事故が続き、22年度は尻屋崎公園ビジターハウス近くの柵で囲われた放牧地で過ごした。
一方、寒立馬と灯台が織りなす光景は風物詩として知られることから、寒立馬を管理する村は灯台周辺に放牧できるよう、灯台の向かい側に新たな放牧地を設け、14日から放牧を始めた。
草の生育状況や水場の様子を見ながら管理するが、場合によってはビジターハウス近くの放牧地などに戻すことも検討する。灯台脇は水場がないため、常設の放牧地にはしない考え。畑中稔朗村長は「以前のような放し飼いは難しいが、寒立馬と灯台のコラボレーションの価値は高い。より良い形を模索したい」と話した。