ベリーの魅力発信 下北の6観光農園が協力

収穫シーズンを迎えた下北のブルーベリーをPRする「下北観光ベリー農園の会」のメンバー

 青森県むつ市と東通村で栽培されているベリー類の魅力を知ってもらおうと、六つの観光農園が今年2月に設立した「下北観光ベリー農園の会」(奥島一志会長)がPR活動に励んでいる。ブルーベリーの収穫シーズンを迎え、各農園を紹介したポスターとリーフレットを作成。「家族連れや団体客に摘み取り体験を楽しんでもらいたい」と呼びかける。

 県によると、むつ下北地域の中で特にブルーベリー栽培が盛んな同村では、冷涼な気候を生かして1980年から栽培が始まった。2020年度は県全体の収穫量56.8トンのうち、17トンが東通産だった。

 同会は、むつ下北地域のベリー類を地域外の人に知ってもらい、観光客を増やすことで地域の活気づくりにつなげようと設立した。メンバーは、井戸向ブルーベリー園、奥島農園、中里農園、あべらベリー苑、伊藤ブルーベリー園(以上東通村)、ベリーオーチャド下北(むつ市)。

 ポスターは60枚、リーフレットは2千部作成。県内外の観光施設や宿泊施設などで掲示・配布している。

 6農園では今年の摘み取り体験がスタートしており、8月上旬ごろまで楽しめる。奥島会長によると、今年のブルーベリーは、春先の好天や雨が定期的に降ったことで順調に育ち、例年に比べて甘みが強いという。奥島会長は「新型コロナが落ち着いたのでたくさんの人に来てもらえるよう、どんどんPRしていきたい」と話した。

 摘み取り体験は、各農園に事前申し込みが必要。

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