黒石温泉郷の湯 せっけんに

黒石温泉郷の源泉を使用し、嶋田さんが開発したせっけん。左が板留温泉の「muttado」、右が温湯温泉の「mandoro」

 青森県黒石市の観光交流施設・松の湯交流館に勤務する嶋田英子さん(29)が、黒石温泉郷の源泉を使った2種類のせっけんを開発し、販売を始めた。美肌やリラックス効果に期待できるといい、嶋田さんは「コロナウイルスの関係で、黒石に来られない人もいると思う。せっけんを使い、少しでも旅行した気分になってもらえれば」と話している。

 嶋田さんは東京都出身。2018年度から2年間、同市の地域おこし協力隊員として物産振興を担った。活動の中で、黒石をもっと売り込むため土産物の幅を広げたい-と考え、18年末に商品開発に着手、今年5月に完成した。

 せっけんは、板留温泉を使用した「muttado(むったど)」と、温湯(ぬるゆ)温泉を使った「mandoro(まんどろ)」の2種類で、青森ヒバの精油を加えた。むったどの板留温泉は「美人の湯」とも呼ばれ、硫酸塩の割合が高く肌を修復させる作用があるとされる。洗浄効果を高めるためクレイ(粘土)を配合しており、日常に溶け込む商品に-と願って、津軽弁で「しょっちゅう」を意味する商品名とした。

 「明るい」の意味があるというまんどろには、ラベンダーの香りも加え、リラックス効果をプラス。保湿効果があるとされる温湯温泉の泉質に合わせ、肌のうるおいを保つ米油を配合した。

 パッケージのデザインは黒石市出身で知人の相澤さとみさん(弘前市)に依頼。黒石名物のこけしやリンゴ、市の鳥「セグロセキレイ」などがあしらわれている。むったどがリンゴ、まんどろが朝焼けをイメージした色合いで、優しい雰囲気となっている。

 販売に当たり、「青森の素材をちょす(津軽弁で「いじる」)ことで、さまざまな人の生活に寄り添う商品を作りたい」と、「chosu(ちょす) project」を始めた嶋田さん。「黒石はもちろん、青森の良さを伝えていきたい」と語った。

 せっけんは約70グラム。松の湯交流館と、同プロジェクトのオンラインショップで販売している。

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