中野もみじ山 ライトアップで鮮やかに

秋の夜の風情が楽しめる中野もみじ山のライトアップ

 青森県黒石市の紅葉の名所・中野もみじ山で19日から11月10日まで、夜間ライトアップが行われる。18日は試験点灯が行われ、赤や黄に色づき始めた木々が浮かび上がった。

 中野もみじ山は1802(享和2)年、弘前藩9代藩主の津軽寧親(やすちか)公が京都から100種余のカエデの苗木を取り寄せ中野不動尊に奉納、翌年3本を移植したのが始まりとされる。中野神社を中心とした起伏に富んだ一帯は、中野川や不動の滝などと紅葉がマッチし、独特の景観美を形成している。

 ライトアップは市が実施しており、昨年リクルートが行ったインターネット調査「じゃらん夜の紅葉絶景ランキング」では全国1位に選ばれている。

 同日、八甲田の帰りに立ち寄った弘前市の家事手伝い齋藤万梨愛(まりあ)さん(22)と大学生葛西りん花(な)さん(同)は「まだ少し早かったようだけど、人が少なくて静かな雰囲気の中で見られてよかった」と笑顔を見せていた。

 ライトアップは午後4時半から同9時。11月6日まで露店が出店予定で、26日からは臨時観光案内所も開設される。市は渋滞緩和のため津軽伝承工芸館の駐車場を利用するよう推奨。ペットを連れて立ち入らないよう呼びかけている。このほか、ライトアップに合わせ19日から、虹の湖公園で滑り台などの新しい複合遊具が利用できるようになる。

黒石市

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