28、29日、黒石で「10市大祭典」

28日からの「あおもり10市大祭典」に向け、五所川原立佞武多(たちねぷた)など山車の準備が進む黒石市の御幸公園=26日午後

 青森県内の祭りや郷土芸能、食が一堂に会する「あおもり10市(とし)大祭典」(主催・県都市共同観光振興特別対策事業実行委員会)が28、29日の2日間、黒石市中心街で開催される。同市が会場になるのは初めて。各地の山車が展示される御幸公園では26日、自治体の関係者が組み立て作業などの準備を進めていた。

 10市大祭典は、東日本大震災の影響で落ち込んだ県内観光を盛り上げようと2012年に青森市で初めて開かれ、11回目。今年で10市を一巡する。

 両日とも午前10時開始。28日夜と29日昼は黒石よされや八戸三社大祭、青森ねぶた、おしまこ流し踊りなど10市の祭りが練り歩くパレードが弘南鉄道黒石駅前から御幸公園まで約700メートルのコースで行われる。市役所裏手の市産業会館付近は10市の食や物産を楽しめるエリア、中町こみせ通りはパフォーマンスストリートと設定した。

 また、市内外のカフェや飲食店などが出店する「黒石グルっとフェア」を前町・横町(両日とも午後3時まで)、黒石駅前(28日は午後7時半まで、29日は午後4時まで)の2会場で同時開催する。

 黒石市観光課の太田淳也課長は「各エリアは歩いてぐるっと回ることができる。黒石の街並みと共に楽しんでもらいたい」と語った。

 混雑緩和のため会場周辺に駐車場は設けない。黒石運動公園と青森オリンパスを臨時駐車場とし、無料シャトルバスを運行する。弘南鉄道は弘南線を増便対応する。

 イベントスケジュールなどの詳細は10市大祭典ホームページで確認できる。

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