南部せんべい 個包装商品に統一デザイン

南部せんべいの個包装の主なデザイン案

 青森県八戸市が発祥とされる南部せんべいのブランド化に向けて、同市内のせんべい店が3月中旬にも統一したデザインの個包装商品の販売を開始する。付加価値を高めて観光客や若い世代をターゲットにせんべいの消費拡大を目指す。

 7日、八戸商工会館で開いた八戸商工会議所とせんべい店の意見交換会で確認した。

 個包装商品は基本的にせんべい1枚入り。食べたいせんべいを少しずつ味わえるため、せんべい店をはしごして食べ比べを推進するのも狙い。同市内には10余りのせんべい店があるが、独自で個包装商品を扱っているのは半分以下という。

 意見交換会では個包装のデザイン8案が示された。白、クリーム色、ベージュの配色で、南部せんべいの円と8マスの格子模様を組み合わせたものが中心。赤字で「南部せんべい」の文字を入れた。2月中にデザインを一つに絞り込む。

 個包装は2万枚製作。このうち2店が1万6千枚を受け持ち、残りを希望する店に配布する。同商議所の田村暢英さんは「個包装はおしゃれで手土産としても喜ばれると思うので、新しい顧客を獲得できる。客単価の向上も見込まれる」とメリットを強調した。

 同商議所はまた、3月28日に市内のせんべい店を巡るツアーを初めて開催すると報告。焼きたてのせんべいを味わったり、てんぽせんべいづくりを体験する。参加無料。2月下旬から参加者(定員20人)を募集する。

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