旦那様気分でお庭えんぶり/八戸・更上閣

かがり火の揺れる更上閣の庭園で行われた「お庭えんぶり」で、祝福芸を披露する子どもたち=18日午後5時15分ごろ、八戸市本徒士町

 明治後期から大正期にかけて建築・改築された近代和風建築の邸宅で、くつろぎながら八戸えんぶりを楽しめる「お庭えんぶり」(八戸地方えんぶり保存振興会主催)が18日夕、青森県八戸市本徒士町の国登録有形文化財「更上閣」で開かれた。かがり火に照らされた庭園は幻想的な雰囲気に包まれ、太夫らの摺(す)りや子どもたちの祝福芸が観覧客を魅了した。

 かつてえんぶり組が「旦那様」と呼ばれた地主の邸宅で舞を披露した様子を再現したもので、2004年に始まった。更上閣の座敷に100席が設けられ、観覧客は甘酒や八戸せんべい汁を味わいながら旦那様気分を楽しんだ。

 物価や人件費の高騰の影響で全席を500円値上げしたものの、ほとんどの座席が埋まった。外国人観光客の姿も多く見られた。

 この日は売市えんぶり組がゆっくりとした動きの「ながえんぶり」、糠塚えんぶり組がテンポの速く動きの激しい「どうさいえんぶり」を披露した。鹿児島県から訪れた戸叶(とかの)政和さん(74)は「15年ぶりに見て、やはり感動した。来て良かった」、妻の恵子さん(53)は「九州にもくわを使うような芸能があるが、青森にもあって面白かった。せんべい汁ももちもちしておいしかった」と笑顔で話した。

 八戸えんぶりは3日目の19日、お庭えんぶりのほかにも、同市史跡根城の広場での公演や市庁前市民広場でのかがり火えんぶりなどを開催する。

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