「八戸キンメ!」お試しあれ 新ブランド誕生

「八戸キンメ!」第1弾として開発された一夜干し(右)と煮つけ

 八戸港が国内唯一の水揚げ港となっている「船凍キンメダイ」の消費拡大を目指し、青森県八戸市の水産加工会社マルヌシ(地主裕太社長)は、特大サイズのキンメダイだけを厳選した新ブランド「八戸キンメ!」を立ち上げた。5日、ブランド商品第1弾として開発した「金目鯛の一夜干し」と「金目鯛の煮つけ」の販売開始に合わせ、同市のユートリーで試食会を開いた。

 「八戸キンメ!」のブランド商品には、同港で水揚げされた450グラム以上の船凍キンメダイを使用。船内で急速凍結されたキンメダイの鮮度の高さを生かし、良質な脂とやわらかな食感を手軽に家庭で味わえるよう開発した。

 同社の開発担当者は「八戸港に水揚げされる船凍キンメダイの良さが、地元の人にもあまり知られていない。サバやイカが取れない中、堅調な水揚げ量を誇る隠れた地域資源を生かしていければ」と話した。

 商品開発には八戸市水産加工品ブランド化推進事業補助金と、水産庁が補助する復興加工EC販路マッチング支援事業を活用した。

 「八戸キンメ!」の2商品は、同市のユートリー、または蕪島物産販売施設「かぶーにゃ」で購入できる。

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