尖底土器の謎に迫る 是川縄文館で企画展

作られた時期によって底の形や文様などに違いがある尖底土器が並ぶ企画展会場

 青森県八戸市の埋蔵文化財センター是川縄文館は、秋季企画展「その土器は三角形▼ 尖底(せんてい)土器の世界」を開いている。太平洋に面した三八上北地域の縄文時代早期(約1万1千~7千年前)の遺跡から数多く見つかっている尖底土器の謎に迫り、その成り立ちや使い方、当時の暮らしなどを紹介する。11月24日まで。

 尖底土器は器の底がとがった円すい形のため、支えがないと自立できない形状をしている。この土器が作られた縄文時代草創期から前期初頭は寒冷な気候から温暖になった時期と重なり、草創期は建物をつくって定住する暮らしへ移り変わった時期とされる。土器の底を地面に埋めて安定させ、煮炊きの道具として使われたと考えられる。

 会場には尖底土器をはじめ、土偶や石製品、貝殻など約120点を展示。尖底土器は青森県で最も古い草創期の六ケ所村表舘(1)遺跡の深鉢から、最も新しい前期前葉の三沢市野口貝塚の深鉢が並び、時期によって違う形や文様を見ることができる。同館の落合美怜学芸員は「鋭角が緩やかだったり乳頭状だったりする尖底土器の底の形に注目して見てほしい」と話した。

 関連企画として11月1日午後2時から、山梨県立考古博物館の高橋龍三郎館長を講師に招き考古学講座を開くほか、同24日午後2時から、ユーチューバーの週末縄文人・縄(じょう)さんと是川縄文館学芸員によるトークイベントを行う。どちらも参加申し込みが必要。問い合わせは同館(電話0178-38-9511)へ。

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