輝く「稲穂」夜染める 田舎館でイルミネーション

稲穂型のイルミネーションが照らす「ヒカリノアゼミチ」

 青森県田舎館村の役場隣の村中央公民館と村民体育館前で、イルミネーション企画「ヒカリノアゼミチ」が10日、始まった。高さ60センチほどの稲穂型の電飾が優しくきらめき、田んぼのあぜ道に見立てた両館前の通路約50メートルを黄金色に染めている。点灯期間は12月25日までの午後5~9時。

 同企画は今年で5回目。公民館内には、恒例の高さ6.6メートルのイルミネーションツリーに加え、今年は内部に入れるツリー型のフォトスポットも設置。村の子どもやお年寄りが手作りした、同村の垂柳遺跡で見つかった水田面の足跡をイメージした装飾品なども展示し、彩りを添えている。

 10日は点灯式を実施。カウントダウンに合わせて子どもたちがスイッチを押すと、計1万個の発光ダイオード(LED)電球をまとった千本の稲穂に一斉に光がともり、辺りは幻想的な雰囲気に包まれた。

 点灯ボタンを押した田舎館小4年の中嶋心瑚(ここ)さん(9)は「ピカッと真っ黄色に光り、きれいでよかった。また来年も見に来たい」と話した。

ツリー型のフォトスポット(手前)ではしゃぐ子どもたち

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