祇園まつりマップ完成 野辺地小5年生作成

野辺地小の5年生が作成した「のへじ祇園まつり」の見どころマップ

 青森県野辺地町の野辺地小学校(木村典克校長)の5年生41人が作成していた「のへじ祇園まつり」の見どころマップが完成した。山車運行ルートにある文化財などを手書きの文章とイラストで紹介しており、児童たちは24日、同校で初めて完成品を手にし、想像を上回る出来栄えに「完璧!」などと喜んだ。

 マップ作成は郷土の伝統行事に関心を持ち、祭り文化を継承していくことが狙い。児童たちは町立歴史民俗資料館の協力を得て、昨年12月のフィールドワークを皮切りに学習会を重ねて原稿を作成した。

 マップはA3判の八つ折りでオールカラー。祇園まつり2日目と4日目のルートを地図で紹介し、ルート沿いの野辺地八幡宮や神明宮、本町通りなど、13地点の歴史や特徴をイラスト付きで説明している。

 完成品を手にした児童たちは、早速マップを広げ、「みんなで頑張ったからいいものができた」「住んでいても知らないことがいっぱいあった」と感想を述べ合った。下町付近の寺を紹介した泉山丈太郎さんは「資料が少なく難しかった。仏像が話しているイラストを描いたり文字を強調したりして、見てもらえるように工夫した」と話した。

 指導した島谷英樹教諭は「時間はかかったが、頑張ってポイントをしっかり書いてくれた。祇園まつりに興味を持った子も多く、祭り文化を絶やさずにいければ」と語った。

 マップは4月、児童たちが野村秀雄町長らに発表した後、同資料館など町内で配布される。

完成した見どころマップや原稿を手にする児童たち

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