青森県野辺地町の菓子店で、笹餅(ささもち)作りが盛んに行われている。町内では、古くから旧暦の端午の節句(6月5日)前日の4日に合わせて、笹餅を神仏に供えたり、親類や友人に配ったりする風習がある。2日も町民や同町出身者らが来店し、買い求めていた。
町内の菓子店や家庭により、製法が異なり、ササの包み方、味も違うという。創業170年近くになる老舗菓子店「別当庵 佐藤製菓」は同日から、笹餅を作り始めた。
従業員らはもち米とうるち米を混ぜて砂糖と黒砂糖を入れ、蒸して団子状にした後、ササ2枚で包み、イグサで結ぶ作業を繰り返した。この日は約2千個を作った。
同店では、今年の注文数は例年並みといい、4日まで作る。社長の佐藤文雄さん(73)は「笹餅を作るのはこの時期だけ。野辺地に昔からある風習なので、若い人や町外の人にも知ってもらい、後世に引き継いでいってもらいたい」と話した。
町内の菓子店や家庭により、製法が異なり、ササの包み方、味も違うという。創業170年近くになる老舗菓子店「別当庵 佐藤製菓」は同日から、笹餅を作り始めた。
従業員らはもち米とうるち米を混ぜて砂糖と黒砂糖を入れ、蒸して団子状にした後、ササ2枚で包み、イグサで結ぶ作業を繰り返した。この日は約2千個を作った。
同店では、今年の注文数は例年並みといい、4日まで作る。社長の佐藤文雄さん(73)は「笹餅を作るのはこの時期だけ。野辺地に昔からある風習なので、若い人や町外の人にも知ってもらい、後世に引き継いでいってもらいたい」と話した。