
カワラケツメイの茶がゆや、あん入り団子の汁物「けいらん」など、青森県野辺地町の郷土料理を提供する「商工会女性部キッチン」の本年度の営業が25日、野辺地駅前の旧松浦食堂で始まった。初日から定員いっぱいの16人が訪れ、地元食材を生かした優しい味に舌鼓を打った。
「茶粥(がゆ)定食」を提供していた同食堂が2017年に閉店したことを受け、茶がゆなどの郷土料理を継承しようと町商工会女性部(村木亜弓部長)が22年から年に数日、店舗を借りて営業。今年は北前船によって上方から伝わったとされる茶がゆやけいらんのほか、野辺地葉つきこかぶとベビーホタテのあんかけ、みそ貝焼きなど7品を用意した。
この日店舗を訪れた人たちは、同女性部に作り方を助言する同食堂の松浦リツさん(89)から料理の説明を受けながら、野辺地の味を堪能。黒石市の山田千鶴さん(80)は「茶がゆがすごくおいしかった。(紅白の団子が入った)けいらんは見た目もきれいで、来て良かった」と満足げだった。
松浦さんは「こういう食文化があることを誇りに思って生きている」と笑顔。村木部長は「郷土料理を『おいしい』と言ってくれることが何よりもうれしい。今後も発信し続けたい」と語った。
キッチンは定員16人の事前予約制で、6、9月の営業日は既に満員。29日現在、11月9日(正午オープン)は若干の空きがある。料金は税込み1800円。問い合わせ、予約は町商工会(電話0175-64-2164)へ。
「茶粥(がゆ)定食」を提供していた同食堂が2017年に閉店したことを受け、茶がゆなどの郷土料理を継承しようと町商工会女性部(村木亜弓部長)が22年から年に数日、店舗を借りて営業。今年は北前船によって上方から伝わったとされる茶がゆやけいらんのほか、野辺地葉つきこかぶとベビーホタテのあんかけ、みそ貝焼きなど7品を用意した。
この日店舗を訪れた人たちは、同女性部に作り方を助言する同食堂の松浦リツさん(89)から料理の説明を受けながら、野辺地の味を堪能。黒石市の山田千鶴さん(80)は「茶がゆがすごくおいしかった。(紅白の団子が入った)けいらんは見た目もきれいで、来て良かった」と満足げだった。
松浦さんは「こういう食文化があることを誇りに思って生きている」と笑顔。村木部長は「郷土料理を『おいしい』と言ってくれることが何よりもうれしい。今後も発信し続けたい」と語った。
キッチンは定員16人の事前予約制で、6、9月の営業日は既に満員。29日現在、11月9日(正午オープン)は若干の空きがある。料金は税込み1800円。問い合わせ、予約は町商工会(電話0175-64-2164)へ。
