大平山元遺跡の英語解説シート作成/青大生

青大の学生が作成した解説シート

 世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産である、青森県外ケ浜町の大平山元(おおだいやまもと)遺跡の魅力を外国人にも知ってもらおうと、青森大学ソフトウェア情報学部3年の学生8人が、同遺跡の歴史や文化などを分かりやすい英語で紹介した解説シートを作成した。6日、同町の山崎結子町長に報告した。

 世界文化遺産の登録前から同遺跡を訪れる外国人が増えており、町はより楽しめるような取り組みができないかと同学部の鹿内史准教授に相談。鹿内准教授の呼びかけで集まった学生8人が、同大の資金制度「あおりんプロジェクト」を活用して作成した。昨年度に完成させていたが、新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、この時期の報告となった。

 ラミネートで加工された解説シートは、出土品や縄文時代の生活などについて専門用語を使わず分かりやすい英語と日本語で2枚にまとめたほか、写真をちりばめて利用者が飽きない工夫を凝らした。QRコードも掲載し、スマートフォンで閲覧できるようにした。同町の「大山ふるさと資料館」、遺跡近くの検温・消毒施設に設置している。

 完成報告に訪れた同学部の中村友さん(21)は「何を強調して説明したいかを考えて作成したが、2枚に収めるのは苦労した」と振り返った。山崎町長は「今回(の解説シートの活用)を機に、大平山元遺跡を深く理解していただける外国人の方が増えることを願う」と話した。

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