2年ぶり 三沢の中心商店街に七夕飾り

大通り商店会の七夕飾り。悪天候でも十数日間にわたり24時間展示できる素材を使用した

 青森県三沢市の中心商店街に今夏、七夕飾りが2年ぶりにお目見えしている。23~25日に予定されていた「みさわ七夕まつり」(三沢市商工会主催)は新型コロナウイルス感染予防で昨年に続き中止となったが、関係者は「3密」を避ける形で抽選会セールなどを企画。「来年こそは七夕まつり開催を」との願いを込めて作られた小ぶりの飾りが風に揺れている。

 みさわ七夕まつりは大町、銀座、大通り、中央の四つの商店街計約900メートルを昼から夜まで3日間、歩行者天国にして開かれていた。昨年は関連行事も、飾りの展示もなかった。

 今年は約60店が参加し、買い上げ金額に応じて抽選券を配るセール(19~25日)を開く。歩行者天国がなく展示場所は店頭やショーウインドーに限られるため、参加店は従来より小ぶりの七夕飾りを製作。セール期間を待ちきれない店は18日までに、東京五輪や太平洋無着陸横断飛行90周年、アマビエなどを題材とした飾りの設置を始めた。

 大通り商店会は今年初めて商店会単独の飾りを約1カ月かけて6本作り、30日まで展示する。竹内章専務(57)は「2年続けて何もせず過ごしたくなかった。雰囲気を盛り上げ、来街者に温かな気持ちになってほしい」と語る。

 市商工会商業部会の昆信嗣会長(66)は「どの店も苦境に立たされている中、企画も飾りも、コロナ禍の今しかできない新しい形になった。ステージイベントや露店はないが、七夕飾りを探しながら、まち歩きを楽しんでいただければ」と話している。

 21日~8月1日には市商工会青年部がビードルプラザで、市内小学校や保育施設の子どもたちが作った短冊やあんどんを展示する。

太平洋無着陸横断飛行90周年を題材にして製作され、商店の店頭に飾られている七夕飾り

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