青森県黒石市の国名勝・金平成園(かねひらなりえん)(澤成園)で19日、春の一般公開が始まった。早速訪れた観光客らは、鳥のさえずりやせせらぎに耳を傾けながら、風情ある造形美に見入った。
金平成園は津軽地方に伝わる作庭様式「大石武学流」の庭園の一つ。地元の政治家・加藤宇兵衛の依頼で造られ1902(明治35)年に完成し、2006年に国名勝に指定された。広さは5621平方メートルで、三つの池や大きな石、石灯籠などが絶妙に配置されている。
この日は午前の公開直後から観光客らが訪れ、心地よい春の日差しを浴びながら園内を散策していた。ガイドを務める「こみせ観光ボランティアガイドの会」の工藤浩子さん(76)は「金平成園は歴史のある立派な庭園。ぜひ見に来てほしい」と呼び掛けている。
春の一般公開は5月6日までの午前10時~午後3時。入園料は大人400円、小中高生300円。夏季(7月26日~8月18日)と秋季(10月18日~11月4日)も公開予定。問い合わせは黒石市役所(電話0172-52-2111)または黒石観光協会(同0172-52-3488)へ。
▽ゆかりのひな人形披露
金平成園にゆかりのある豪華なひな人形が、19日から始まった同園春の一般公開に合わせてお披露目された。同園の主屋(おもや)の奥座敷に飾られ、観光客らの目を引いている。
黒石市教育委員会文化スポーツ課によると、このひな人形は1926(大正15)年、金平成園にゆかりのある人物が黒石幼稚園に寄贈。同園が2017年に閉園し飾る機会がなくなったため、90年余りの時を経て“里帰り”となった。
お内裏さまとおひなさまのほか、三人官女、五人ばやしもそろっており、ひな壇は5段で高さ約2メートル、幅約3.6メートル。
同課の鈴木徹歴史文化専門員は「明治時代に作られたとみられるが、傷みはほとんどなく状態がいい。皆さんに楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。香港から観光に訪れた女性(27)は「ひな人形は初めて見た。日本の文化を感じ、とてもきれい」と話し、興味深そうに眺めていた。
展示は5月6日まで。室内は非公開のため、ガラス戸を挟んで庭園側からの観賞となる。
金平成園は津軽地方に伝わる作庭様式「大石武学流」の庭園の一つ。地元の政治家・加藤宇兵衛の依頼で造られ1902(明治35)年に完成し、2006年に国名勝に指定された。広さは5621平方メートルで、三つの池や大きな石、石灯籠などが絶妙に配置されている。
この日は午前の公開直後から観光客らが訪れ、心地よい春の日差しを浴びながら園内を散策していた。ガイドを務める「こみせ観光ボランティアガイドの会」の工藤浩子さん(76)は「金平成園は歴史のある立派な庭園。ぜひ見に来てほしい」と呼び掛けている。
春の一般公開は5月6日までの午前10時~午後3時。入園料は大人400円、小中高生300円。夏季(7月26日~8月18日)と秋季(10月18日~11月4日)も公開予定。問い合わせは黒石市役所(電話0172-52-2111)または黒石観光協会(同0172-52-3488)へ。
▽ゆかりのひな人形披露
金平成園にゆかりのある豪華なひな人形が、19日から始まった同園春の一般公開に合わせてお披露目された。同園の主屋(おもや)の奥座敷に飾られ、観光客らの目を引いている。
黒石市教育委員会文化スポーツ課によると、このひな人形は1926(大正15)年、金平成園にゆかりのある人物が黒石幼稚園に寄贈。同園が2017年に閉園し飾る機会がなくなったため、90年余りの時を経て“里帰り”となった。
お内裏さまとおひなさまのほか、三人官女、五人ばやしもそろっており、ひな壇は5段で高さ約2メートル、幅約3.6メートル。
同課の鈴木徹歴史文化専門員は「明治時代に作られたとみられるが、傷みはほとんどなく状態がいい。皆さんに楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。香港から観光に訪れた女性(27)は「ひな人形は初めて見た。日本の文化を感じ、とてもきれい」と話し、興味深そうに眺めていた。
展示は5月6日まで。室内は非公開のため、ガラス戸を挟んで庭園側からの観賞となる。