ねぷた制作間近で見て 解体まで小屋公開/弘前駅前

公開が始まったJR弘前駅前のねぷた小屋で、絵張りの下地となるマスキングテープを骨組みに張り付ける丹藤さん=1日午前、弘前市表町

 8月1日開幕の弘前ねぷたまつりに出陣する「JR・駅前地区ねぷた愛好会」の大型扇ねぷた(高さ8.3メートル)の制作過程を公開する特別展示が1日、青森県弘前市表町のJR弘前駅前にあるねぷた小屋で始まった。解体される8月16日まで小屋の内部を連日公開し、観光客や市民にねぷた制作の一部始終を楽しんでもらう。

 大型扇ねぷたの制作過程公開は、2016年から行われている。午前10時から午後4時半まで小屋の入り口を開け放ち、期間中は絵張りや絵剝がしなど体験型のイベントも予定する。

 今回展示するねぷたの鏡絵は「呂布娘(りょふむすめ)を背負って出城」、見送り絵は「貂蝉(ちょうせん)」で、絵師は寺田浩雲さん。公開初日は、制作担当の丹藤幸一さん(47)が絵張りの下地として、マスキングテープを骨組みに張り付ける作業を行った。

 今後は12日に絵張り体験(午後6時半集合)、20~27日(26日は休み)の午後7時からはやしの練習、8月16日午後7時から絵剝がし体験を予定。まつり本番は8月2、3、5、6日の合同運行に参加する。

 場合によっては公開時間を延長し、ねぷたに明かりをともした状態で展示する可能性もあるといい、丹藤さんは「多くの人たちに見てもらい、祭りに向けた気分を高めてもらえれば」と期待した。

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