
野辺地漁港に陸揚げされている復元北前船「みちのく丸」について、青森県野辺地町が新たな帆を製作して張り、航行する姿を陸上で再現する計画を進めている。7月28日に催される「のへじ常夜燈フェスタ」で実施の予定。8月から10月にかけては、昨年に続き船を一般公開することにしており、町は夏の観光の目玉となることを期待する。
みちのく丸は15、16の両日、冬の間船体を覆っていた「雪囲い」を外す作業が行われ、公開に向けた準備が始まった。今後、点検や補修、避雷針の設置作業などを進め、6月下旬ごろ、シンボルである高さ28メートルの帆柱を立てる。
船が動かない陸上でも安全に展帆ができるよう、町は目の粗いメッシュ状の帆(縦20メートル、幅4メートル)3枚を新調する。風をはらみ北前船が航走する様子を、見る人に感じ取ってもらいたい考えだ。
中谷純逸町長は「みちのく丸を陸揚げした後、多くの人から『もう一度帆走する姿を見たい』という声が寄せられた。海に戻すのが難しい中で、何とか期待に応えたい-と考えた。道路の案内看板も充実させるので、ぜひ多くの人に見に来てほしい」と話している。
みちのく丸は全長32メートル、最大幅8.5メートル。14年に町が旧みちのく北方漁船博物館財団(青森市)から無償で取得し、18年4月に野辺地漁港に陸揚げされた。同年の見学者は一般・団体合わせ2千人超を数えた。町は将来的に、同漁港北側の埋め立て地に保管展示施設を建てる構想を示している。
みちのく丸は15、16の両日、冬の間船体を覆っていた「雪囲い」を外す作業が行われ、公開に向けた準備が始まった。今後、点検や補修、避雷針の設置作業などを進め、6月下旬ごろ、シンボルである高さ28メートルの帆柱を立てる。
船が動かない陸上でも安全に展帆ができるよう、町は目の粗いメッシュ状の帆(縦20メートル、幅4メートル)3枚を新調する。風をはらみ北前船が航走する様子を、見る人に感じ取ってもらいたい考えだ。
中谷純逸町長は「みちのく丸を陸揚げした後、多くの人から『もう一度帆走する姿を見たい』という声が寄せられた。海に戻すのが難しい中で、何とか期待に応えたい-と考えた。道路の案内看板も充実させるので、ぜひ多くの人に見に来てほしい」と話している。
みちのく丸は全長32メートル、最大幅8.5メートル。14年に町が旧みちのく北方漁船博物館財団(青森市)から無償で取得し、18年4月に野辺地漁港に陸揚げされた。同年の見学者は一般・団体合わせ2千人超を数えた。町は将来的に、同漁港北側の埋め立て地に保管展示施設を建てる構想を示している。