咲き誇る大輪 はちのへ菊まつり開幕


 第49回はちのへ菊まつり(青森県八戸市、八戸市を緑にする会主催)が6日、八戸市の「はっち」と「マチニワ」を会場に始まった。市内の菊作り愛好家、老人クラブや小学生らが丹精込めて育てた色とりどりの菊の大輪や盆栽など約330点が並び、来場者の目を楽しませている。9日まで。

 菊まつりは、八戸市民の花である「菊」に親しんでもらおうと毎年開いており、49回目となった。

 展示のメインとなっている「奥州菊」は、八戸の発祥とされており、花の真ん中の部分を周囲の花びらが丸く包み込み、外側の花びらが垂れ下がっているのが特徴。新型コロナウイルスの感染終息を願い、にらみをきかせた「歌舞伎十八番 暫(しばらく)」の菊人形も展示している。

 八戸菊花会の工藤亮悦会長(75)は「夏の暑さの影響が心配だったが、例年より一回り大きく立派な花になった。入道雲や激しい波のように豪壮、雄大な奥州菊の姿を楽しんでほしい」と話していた。

 各部門の優等賞は次の通り(○は一席)。

 ▽大菊の部 ○山田稔、高橋忠治、中村清治、田村俊夫、松石末吉、青木功、阿部文雄、笹本繁夫▽懸崖の部 ○笹本繁夫、関口一雄、関下石丸▽盆栽の部 ○中村清治、目代春夫、笹本繁夫▽切り花の部 中村清治、細越繁雄▽福助の部 細越繁雄、中村清治▽ミニ懸崖の部 細越繁雄▽杉・玉の部 笹本繁夫▽千輪の部 高橋忠治

菊人形「歌舞伎十八番 暫」

愛好家が丹精込めて育てた「奥州菊」など多彩な菊が並んでいる「はちのへ菊まつり」


八戸市

青森
「八戸サバ缶バー」再出発
青森
青森県の教育版画 一堂に/八戸市美術館が12日から企画展
青森
街かどミュージアムで美人木版画展/八戸
青森
縄文時代後期、風張ムラの生活は/合掌土偶国宝指定15周年記念 八戸・是川縄文館、5日から企画展
青森
開館150周年 八戸市立図書館が記念事業