全国のサバ料理が並んだ特設会場

 全国各地のサバ料理や商品が一堂に会する食のイベント「鯖(さば)サミット2019in八戸」が2日、青森県八戸市の八食センターで始まった。東北初開催。全国のサバ産地から水産加工会社や飲食店がブースを並べ、訪れた市民や全国のサバ好きが食べ比べなどを楽しんだ。3日まで。

 飲食ブースでは、サバの水揚げが盛んな宮城県石巻市や福井県小浜市、長崎県松浦市などの団体がサバずしや缶詰など自慢の商品を紹介。市内の水産加工会社もサバの缶詰や締めさばなどをPRした。

 館鼻岸壁朝市にも出店する「八戸サバコロ」や、高度衛生管理の八戸港A棟で水揚げされたサバを使い、八戸水産高校の生徒が製作した「プレミアム鯖水煮缶」、八戸前沖さばブランド推進協議会が出品した八戸前沖さばのプレミアムブランド「銀鯖」を使用した串焼きなど、八戸ならではの商品も県外からの来場者の注目を集めた。

 ステージでは、八戸前沖さば大使に任命されたタレントのフィフィさんと、サバジェンヌ・池田陽子さんのトークイベントも行われた。東京の居酒屋で八戸前沖さばを知ったというフィフィさんは「身がふわふわで感動した」と強調。八戸前沖さばを「ときめきの脂ぎっしゅ」と表現する池田さんは「脂がばりっとしていて、焼いた時のおいしさは日本一」と絶賛し、会場を沸かせた。

 夫婦で訪れた同市の磯島寛吏さん(53)は「いろんなサバが集まっていて面白い。八戸のサバを全国の人に食べてほしい」と話していた。

 同協議会の担当者は「関東圏からの来場者もあり、少しずつ八戸前沖さばの認知度の高まりを感じた。サバ目当てに八戸に来てくれる人が増えれば」と期待していた。

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