青森県内の夏祭りシーズン本番を告げる黒石ねぷた祭り(黒石青年会議所主催)が30日、黒石市で開幕した。同市と田舎館村から扇49台、人形4台の計53台が出陣。城下町の風情を残す中心街を勇壮に練り歩き、夏の夜を彩った。

 御幸公園で行った出陣式で安全を祈願し、午後6時半、花火の合図とともに合同運行がスタート。同公園を出発した各団体は笛や太鼓、かねのにぎやかなはやしとともに、「ヤーレヤーレヤー」と勇ましい声を響かせ、市役所前や中町こみせ通りを運行した。

 交差点などでねぷたがぐるりと回転するたびに、びっしりと埋まった沿道から歓声や拍手が起こり、街中は熱気に包まれた。初めて訪れたという仙台市の会社員若林恵子さん(37)は「絵が鮮やかで、立体感と迫力がすごい。掛け声もいいし見に来てよかった」と笑顔で話した。

 祭りは8月5日まで。同2日は御幸公園を出発し富田大通りを進むルートで、表彰を兼ねた合同運行を行う。


扇や人形ねぷた計53台が出陣し、中心街を練り歩いた黒石ねぷた祭り=30日午後7時10分ごろ、黒石市内町

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