東通村 9のつく日は旬をたらふく


 言わずと知れた村自慢のブランド牛「東通牛」の串を焼いている隣で、尻屋産のタコ串もさっとあぶられる。にぎやかな焼き場の撮影に夢中になっていたら、今朝尻労(しつかり)で揚がったばかりのヤリイカが少し遅れて運ばれてきた。

 毎月「9」がつく日は、野牛川レストハウスの東通牛特売日。それに合わせて隣にある直売所もオープンし、新鮮な魚介やとれたて野菜が所狭しと並ぶ。地元の旬の食材を格安でゲットできるとあって、開店前には毎回行列ができるほど。

 それにしても…地産地消のレベルが違いすぎる。案内役をお願いした商工観光課の相馬和史さんは、試食用にと焼き立ての牛串のほか、炊きたてご飯(村産ほっかりん)の上に、さっき届いたヤリイカの刺し身、生ウニ1パック(なんとウニ5個分)を惜しげもなく盛り付けてくれた。

 盆や正月でもありつけないスペシャル丼に恐縮していると「旬の時に食べなくてどうするんですか」と相馬さん。ごもっとも。食の宝庫で遠慮は無用。ありがたく口に運ぶと、牛串は意外とさっぱり、透き通ったイカは歯ごたえが段違い、ウニは甘くさらっと溶ける。これ以上のぜいたくはないとかみしめていると、あっさり一言。「そうそう、夏場はアワビもうまいんですよ」

■問い合わせは東通村商工観光課(電話0175-33-2125)

【畑中稔朗村長から】灯台がつなぐ 人と地域の未来
 津軽海峡と太平洋に面した東通村は、豊かな自然と海の恵みに育まれた村です。7月11日開催の「灯台ワールドサミットin東通」では、地域資源である灯台の活用や未来への継承について考えるとともに、式典や灯台マルシェなどを通じて新たな交流を育み、地域の活力につなげたいと考えています。

 また、7月18、19日にはサンロード青森で東通村物産展を開催し、旬のウニやアワビ、東通牛など自慢の特産品を販売します。この時期ならではの味覚と東通村の魅力を、ぜひ会場でご堪能ください。

【こちらもチェック】7月18、19日 青森で東通物産展
 東通牛に、漁協直送のキタムラサキウニ(塩水生ウニ)、エゾアワビ、ミズダコ、地まきホタテなど、東通村自慢の海・山の幸を集めた「東通村物産展」が来週18、19の土日、青森市のサンロード青森で開かれる。両日とも午前10時~午後6時。

 普段は村内で「9のつく日」にだけ特売される豪華食材を、青森市内でも購入できるチャンス。旬の夏秋イチゴやブルーベリー、通常は村内限定販売の地酒「祈水(きすい)」も取りそろえる。

赤身と脂のバランスが抜群の東通牛串=6月19日、東通村の生産物直売所

直売所で試食用に相馬さんが盛り付けてくれた「ウニイカ丼」。「村の家庭ではこんな感じで食べるんですよ」と教えていただきました

食リポ担当の坂井琉凪(るいな)さん

にぎわう東通村物産展=2025年

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