
青森県内で農業やビジネスに携わる有志らが中心となって2012年から青森市で開いてきた産直市「あおもりマルシェ」が今月28日の第50回を最後に幕を閉じる。県内各地で現在定着しているイベント「マルシェ」(フランス語で市場)の先駆け的な存在だが、スタッフ不足や出店農業者の減少などが重なり、節目を区切りとした。主催する実行委員会のメンバーは「最終回も来場者に楽しんでもらえるイベントにしたい」と“有終の美”に向け準備を進めている。
あおもりマルシェは、三村申吾知事時代に県が実施していた若手農業者育成の「若手農業トップランナー塾」と、地域経済やまちづくりをけん引するリーダーを育てる「あおもり立志挑戦塾」のOBが交流会をきっかけに、実行委を組織して開催。トップランナー塾OBの農業者の販路拡大や知名度向上を支援した。
イベントは当初、会場がJR新青森駅前だったが、後に駐車場や敷地の広い市スポーツ公園わくわく広場に移った。夏から秋にかけて月に1~2回開かれ、農業者と消費者が交流しながら新鮮な野菜などを売買する場として定着。加工品、手作り雑貨の店も出店し、多彩な催しも評判を呼び、1日で1万2千人が来場したこともあった。
7~10月に年5回開かれた年もあったが、新型コロナウイルス感染拡大やスタッフの人員不足、猛暑の影響で、コロナ禍以降は暑さが収まった秋のみの開催に。トップランナー塾と立志挑戦塾の事業終了や、それに伴う出店農業者の減少などもあり、実行委メンバーが協議しあおもりマルシェの終了を決断した。
現在、3代目代表を務める農業者で、毎回参加してきた木村潤さん(49)=青森市=は「出店者が成長できる場。交流を通じ、お客さんがリピーターやファンになってくれた」と話す。実行委のメンバーで2代目代表の佐藤清香さん(44)=同=は「終了に寂しさはあるが、出店者が次のステップに向かう段階だと思う」と語った。
途中から出店するようになった清水一也さん(55)=同=は「生産者が市民と直接話ができる貴重な場だった」と惜しんだ。
初代副代表の小田切勇治さん(51)=同=は「行政中心のイベントが多かった中、民間主導で始めた。愛され、10年間続けられるイベントにしたいと思った。ここまで続いたのは感慨深い」と振り返った。
28日は同広場で午前9時~午後2時、野菜や果物、手作り雑貨、飲食など県内各地から計50店舗が出店し、ステージイベントなども行う。
実行委主催の産直市は今回で終了するが、他団体主催のイベントに「あおもりマルシェ」の名前で出店するなど、名称と活動は続けるという。
あおもりマルシェは、三村申吾知事時代に県が実施していた若手農業者育成の「若手農業トップランナー塾」と、地域経済やまちづくりをけん引するリーダーを育てる「あおもり立志挑戦塾」のOBが交流会をきっかけに、実行委を組織して開催。トップランナー塾OBの農業者の販路拡大や知名度向上を支援した。
イベントは当初、会場がJR新青森駅前だったが、後に駐車場や敷地の広い市スポーツ公園わくわく広場に移った。夏から秋にかけて月に1~2回開かれ、農業者と消費者が交流しながら新鮮な野菜などを売買する場として定着。加工品、手作り雑貨の店も出店し、多彩な催しも評判を呼び、1日で1万2千人が来場したこともあった。
7~10月に年5回開かれた年もあったが、新型コロナウイルス感染拡大やスタッフの人員不足、猛暑の影響で、コロナ禍以降は暑さが収まった秋のみの開催に。トップランナー塾と立志挑戦塾の事業終了や、それに伴う出店農業者の減少などもあり、実行委メンバーが協議しあおもりマルシェの終了を決断した。
現在、3代目代表を務める農業者で、毎回参加してきた木村潤さん(49)=青森市=は「出店者が成長できる場。交流を通じ、お客さんがリピーターやファンになってくれた」と話す。実行委のメンバーで2代目代表の佐藤清香さん(44)=同=は「終了に寂しさはあるが、出店者が次のステップに向かう段階だと思う」と語った。
途中から出店するようになった清水一也さん(55)=同=は「生産者が市民と直接話ができる貴重な場だった」と惜しんだ。
初代副代表の小田切勇治さん(51)=同=は「行政中心のイベントが多かった中、民間主導で始めた。愛され、10年間続けられるイベントにしたいと思った。ここまで続いたのは感慨深い」と振り返った。
28日は同広場で午前9時~午後2時、野菜や果物、手作り雑貨、飲食など県内各地から計50店舗が出店し、ステージイベントなども行う。
実行委主催の産直市は今回で終了するが、他団体主催のイベントに「あおもりマルシェ」の名前で出店するなど、名称と活動は続けるという。
