青森開港400年テーマ 27、28日に市民劇

森山弥七郎らが青森港開港を喜ぶ「青森みなと400年ものがたり」の一場面

 江戸時代に青森開港に尽力した森山弥七郎や青森市の歴史を題材にした市民参加型音楽劇「青森みなと400年ものがたり」が9月27、28日、青森市の青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸の「車両甲板」で上演される。これに先立ち31日、八甲田丸で報道陣向けに練習風景や劇の一部が公開され、作・演出を務める畑澤聖悟さん(61)が「港町として発展してきた青森市の歴史を知ってほしい」と抱負を語った。

 公演は青森開港400年記念事業の一環として、一般社団法人「進め青函連絡船」が企画。次世代に歴史を伝えることを目的に、同市の劇団「渡辺源四郎商店」店主の畑澤さんが約1年かけて脚本を執筆した。弘前藩2代藩主・津軽信枚(のぶひら)の命を受けて開港に尽力した森山の奮闘や青函連絡船などをテーマに、音楽や踊りを交えて400年の歴史を描く。

 出演者は公募した中学生や大学生のほか、青森中央高校演劇部、青森工業高校ねぶた部、地元劇団員ら約70人。8月30日から全体練習を始めており、本番まで残り3回の合同稽古を重ねて仕上げる。

 畑澤さんは「青森市民だけでなく、市外の方にも楽しんでもらえると思う。演劇を通して、青森港の400年にどんな出来事があり、どんな人々が関わってきたのかを知ってもらいたい」と力を込めた。

 観劇は無料(八甲田丸の観覧料は別途必要)。予約は電話(080-1269-6158)または「渡辺源四郎商店」ホームページで受け付けている。

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