青森ねぶた祭実行委員会（佐藤健一実行委員長）の審査委員会は5日夜、大型ねぶたの各賞受賞団体・個人を発表した。ねぶたの制作を主体に、運行・跳人（はねと）・囃子（はやし）など総合的に優れた団体に与えられる最高賞「ねぶた大賞」に、青森菱友会の「海王」、最優秀制作者賞には、この作品を手がけた第7代ねぶた名人・竹浪比呂央さんが輝いた。青森菱友会の大賞、竹浪さんの最優秀制作者賞はともに2年ぶり。

　運行・跳人賞はヤマト運輸ねぶた実行委員会、囃子賞は日立連合ねぶた委員会が受賞した。

　大賞に次ぐ知事賞はヤマト運輸ねぶた実行委員会「鬼童丸」（北村隆作）が受賞。優秀制作者賞にあおもり市民ねぶた実行委員会「役小角（えんのおづぬ）」制作の北村麻子さん、プロクレアねぶた実行プロジェクト「Nobunaga～天下創世（Creatio　mundi）～」制作の野村昂史さんが選ばれた。

　7日の海上運行には、ねぶた大賞、知事賞、市長賞を受賞した団体と、実行委から推薦を受けたマルハニチロ侫武多会「青森開港四〇〇年　善知鳥中納言安方と龍神」（手塚茂樹作）の計4団体が出陣する予定。

　その他の賞は次の通り。

　▽市長賞＝JRねぶた実行プロジェクト「入雲龍　風を呼ぶ」（竹浪比呂央作）▽商工会議所会頭賞＝あおもり市民ねぶた実行委員会「役小角」（北村麻子作）▽観光コンベンション協会会長賞＝プロクレアねぶた実行プロジェクト「Nobunaga～天下創世（Creatio　mundi）～」（野村昂史作）