八甲田丸就航60周年 式典にファンら50人

葛西代表(前列右)に倣い敬礼をする出席者たち=12日

 青函連絡船・八甲田丸の就航60周年を祝おうとNPO法人あおもりみなとクラブ(渡部正人理事長)は12日、青森市の「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」内のロビーで就航60周年記念式典を開いた。

 八甲田丸は1964年8月12日に就航。88年の運航終了までの航行距離は地球2019周分に当たる8千万キロ。1億6千万人の乗客と2億5千トンの貨物を運んだ。

 式典には「八甲田丸を存続する会」の代表で、元機関長の葛西鎌司さんや市観光課の沢木正明課長、ファンら約50人が出席。沢木課長は「歴史的な文化施設で青森のシンボル。これからも八甲田丸を大切にしていく」と祝辞を述べた。

 式典では、一般の来場者を代表して青森市の会社員鈴木繁雄さん(68)が、渡部理事長から花束や記念品を贈呈されたほか、出席者が葛西代表に倣い敬礼ポーズで記念撮影をした。

 朝6時から式典の開始を待ち望んでいたという鈴木さんは「黄色い船体には多くの思い出がある。八甲田丸は青森の財産。多くの人に見てほしい」と語った。

 八甲田丸は就航60周年を記念し、2025年2月末まで、夜に赤いライトアップを施す。

青森市

青森
梨杏(八戸出身)地元で初勝利誓う/女子プロレス「スターダム」青森、八戸で18、19日開催
青森
公立美術館連携フェス25万人・現美で祝う
青森
かかしロードに巨大「王林」お目見え
青森
スキーコースを登山道に/青森モヤヒルズ
青森
エヴァ博2万人突破 青森の東奥新町ビル開催中