「はっち」15周年祝う/八戸、23日まで多彩なイベント

セレモニーの後、高さ約8メートルのツリーハウスの前で写真に納まる関係者

 青森県八戸市中心街の「八戸ポータルミュージアムはっち」は11日、開館15周年セレモニーを「はっちひろば」で行った。館内では「はっちの15周年」と銘打ち、23日まで八戸ゆかりのアーティストらによる作品の展示・企画や、市民によるプロジェクトなどの関連イベントを展開する。

 セレモニーでは熊谷雄一市長が「コロナ禍を経て中心市街地の状況が変化する中、はっちの存在が重要性を増している。新たなファンを増やし、にぎわい創出や地域活性化の原動力を引き出す契機にしたい」とあいさつした。はっちひろばには15周年事業の目玉企画として、23日まで彫刻家・ツリーハウスビルダー木村勝一さんの高さ約8メートルのツリーハウスを展示。木村さんは「子どもが喜ぶ顔が一番うれしい」と語った。

 昨年8月から延べ150人以上が協力し、南部裂織(さきおり)の技法で作った八つの椅子カバーもお披露目され、デザインの佐々木遊さんは「ウミネコと八幡馬、八戸の春夏秋冬をイメージした。長く使って」、監修の工房「澄」の岩淵洋子代表は「皆さんの思いがこもったカバー。どうぞ愛して座ってほしい」と話した。

 セレモニー前にコンサートを行った同市出身のピアニスト・豊島裕子さんは「はっちの大ファン。住みたいくらい」と語った。

 ミニチュア作家ユニット「ちびっつ@」による展示(15日まで)、安田勝寿さんの「昭和レトロ展」(同)、高橋みのるさんの「木のおもちゃ展」(23日まで)なども行われている。14日午後1時からは市民フォーラムがある。

 はっちは2011年2月11日開館。市民らが集う拠点として芸術、文化、観光、子育て支援など多彩な事業を展開し、1100万人以上が来館した。東日本大震災や、昨年12月の青森県東方沖地震の発生時には、市民の避難所にもなった。

南部裂織の技法で作られた椅子のカバー(右手前)。岩淵さん(左)と佐々木さんがプロジェクトの概要を説明した

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