大間高生らで地域活性化 アオハル活動部始動

「アオハル活動部」の生徒は、大間に到着した観光客に向け大漁旗を振って歓迎した=3日午前

 大間高校(青森県大間町)の生徒と地域の大人の有志による地域活動団体「アオハル活動部」が、4月に発足した。第1弾の取り組みとして、同町のフェリー埠頭(ふとう)で3日、大漁旗を旗振りし、大間に降り立った観光客らを盛大に歓迎した。今後、町内での高校生カフェや子ども食堂の開催に向けて、検討を進める予定。

 同日午前11時ごろ、大間-北海道函館間を結ぶ津軽海峡フェリー「大函丸」がフェリー埠頭に入港すると、強風の中、大間高校の生徒8人らが観光客に「よぐ来たの~」と大声を出しながら旗を振った。その後、同町のパンフレットやステッカーが入った観光グッズ約50部を手渡した。

 アオハル活動部は、同校生徒が主体となったイベント運営などを通じ、大間町や風間浦村、佐井村を中心に地域を盛り上げることを目的に創設。台湾語勉強会などを開催したい考えで、今後、企業や地域団体の支援を受けながら活動の拡充を見据える。

 同校には全校生徒が所属し、イベントなどで観光客をもてなす活動を行う「めんちょこ活動部」がある。生徒が希望する活動の中で部活動で実施が困難なものを、アオハル活動部で行うことができるメリットがある。二つの部に所属する生徒はそれぞれの活動に参加できる体制となっている。

 アオハル活動部の傅法絢心(あやね)部長(3年)は「いろんな企画を通じて、町を盛り上げたり活性化につなげたりしていきたい」と語った。

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