旧松倉家住宅の修復完了、21日開館 米蔵、和室など貸し出し

21日オープンする旧松倉家住宅の外観(秋田市提供)
 江戸時代後期以降の伝統的町家の特徴を残す県指定有形文化財「旧松倉家住宅」(秋田市旭南)が約4年間の修復工事を終え、21日に開館する。市は新たに米蔵や和室などの貸し出しを始める。21日は開館記念式典を行うほか、午後から一般公開し、甘酒などの振る舞いやお菓子の販売イベントを開く。

 松倉家は1749年ごろに始まる商家で、旧羽州街道沿いにある。2011年に所有者から市に寄贈された。施設の一部を市民に利用してもらいながら保存しようと、19年度から修繕工事を行っていた。

 式典では、多様な使い方ができることを伝えようと、秋田市の毛筆デザイナー佐藤佳奈さんによる書道パフォーマンスや、ダンサーの川村真奈さん、若羽幸平さんによるコンテンポラリーダンスが披露される。

 一般公開は午後1時から。甘酒や豚汁各200杯、近くにある菓子店「旭南高砂堂」などの和菓子が無料で振る舞われるほか、蒸しパンやプリンなどを販売するマルシェも開かれる。

 このほか、秋田市出身の舞踏家・土方巽のパネルや、県華道連盟の大和花道秋田支部の作品の展示も26日まで行う。

 旧松倉家住宅の施設貸し出しは、往時のにぎわいを現代によみがえらせたいという狙い。貸出時間は午前9時~午後9時。午後4時半までは館内を無料で観覧可能。火曜休館。

 市文化振興課の畠山健課長(55)は「市民にさまざまな形で利用してもらい、松倉家の価値を高めてほしい」と話している。

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