水面に若葉の緑が映る、十二湖の「鶏頭場の池」=5日午前、深浦町

 青森県深浦町の十二湖は、世界自然遺産白神山地の西側にある、ブナ林に囲まれた湖沼群の総称。県内が高気圧に覆われた5日は、同町周辺も快晴となり、訪れた行楽客が新緑の十二湖を満喫した。

 ブナやカツラ、ホオノキなどの広葉樹に包まれた「鶏頭場(けとば)の池」は、透き通った群青色の「青池」と並ぶ人気スポット。訪れた人々は、鮮やかな色の若葉と水面が織りなす自然の美に感嘆の声を上げ、スマートフォンなどで盛んに映像の思い出を残していた。

 トレッキングで訪れた東京都の松井知恵子さん(56)は「新緑など、この季節ならではの美しさを存分に楽しめた」と笑顔で語った。

 地元ガイドらでつくる「十二湖森の会」の齊藤拓人事務局長によると、今年のブナの芽吹きは平年並みの4月中旬ごろ。大雪の影響で雪解け水が多く、葉のみずみずしさが強い印象があるという。十二湖の新緑の見ごろは今月中旬まで続く。

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