「メープルシロップになる樹液、メープルウオーターが取れるのは今だけ。冬の雪解けに向かう2月半ばから3月の1カ月しか取れない、自然の恵みです」
2月上旬、カエデやモミジなどメープルの木々が立ち並ぶ六戸町の舘野公園。NPO法人「ろくのへ自然塾」の酒田孝代表(63)と吉田敏宏さん(48)が手始めに2本だけ、幹に樹液の採取口を取り付けながら教えてくれた。
樹液は糖度2度のかすかに甘い水。これを公園内で集め、糖度66度まで煮詰めたものが六戸産の天然無添加のメープルシロップといい、カエデを町の木とする「メイプルタウン六戸」の新たな名物となっている。
「シロップ誕生は2023年に閉校した六戸高校の遺産でもある」と吉田さん。「生徒たちの自然保護活動の一環で生まれ、今は自然塾が引き継いで、樹液を煮詰める作業は町内の福祉施設で行っています」
雪が残る公園内で完成品のシロップを味わう。ほんの1滴で口中甘い。これが花や果実部分でもなく、樹木が雪解けに吸い上げた水から精製されるなんて…。
午後になって風がやむと1滴、また1滴と、樹液の雫が陽光にきらめいて滴り始めた。1分間に36滴。滴下が早まって、春が来る。
■問い合わせは自然塾事務局の吉田さん(社会福祉法人希望電話0176-58-7075)
【佐藤陽大町長から】自然と共生する町の貴重な産物
六戸町のメープルシロップは、六戸高校の閉校をきっかけに始まった地域の新たな取り組みです。舘野公園で続けてきたビオトープ活動により森と水の循環を守りながら、その環境で育ったカエデの樹液を採取し、丁寧に煮詰めています。
国内でも生産例が少ない国産メープルシロップは貴重な存在で、やさしい甘さと澄んだ香りが特長です。メープルシロップバームクーヘンなどの加工品も生まれました。自然と共生し、安心して暮らせる住みやすい六戸町の魅力を多くの方に感じていただければ幸いです。
【さらにチェック】4月29日は舘野公園で「アースデイ」
4月29日は舘野公園で「アースデイろくのへ2026」が開かれる。公園内の植生や生態系を観察するビオトープツアーや自然の中での遊びを通して地球環境を考える。こちらも旧六戸高校の取り組みをろくのへ自然塾が継承して開催している。
たき火やハンモック、ツリークライミングの体験コーナーや動物との触れ合いコーナーなどを予定。まき窯ピザなど野外グルメも楽しめる。
普段は道の駅ろくのへで販売している町産メープルシロップ(80ミリグラム入り6600円)も現地販売する。
2月上旬、カエデやモミジなどメープルの木々が立ち並ぶ六戸町の舘野公園。NPO法人「ろくのへ自然塾」の酒田孝代表(63)と吉田敏宏さん(48)が手始めに2本だけ、幹に樹液の採取口を取り付けながら教えてくれた。
樹液は糖度2度のかすかに甘い水。これを公園内で集め、糖度66度まで煮詰めたものが六戸産の天然無添加のメープルシロップといい、カエデを町の木とする「メイプルタウン六戸」の新たな名物となっている。
「シロップ誕生は2023年に閉校した六戸高校の遺産でもある」と吉田さん。「生徒たちの自然保護活動の一環で生まれ、今は自然塾が引き継いで、樹液を煮詰める作業は町内の福祉施設で行っています」
雪が残る公園内で完成品のシロップを味わう。ほんの1滴で口中甘い。これが花や果実部分でもなく、樹木が雪解けに吸い上げた水から精製されるなんて…。
午後になって風がやむと1滴、また1滴と、樹液の雫が陽光にきらめいて滴り始めた。1分間に36滴。滴下が早まって、春が来る。
■問い合わせは自然塾事務局の吉田さん(社会福祉法人希望電話0176-58-7075)
【佐藤陽大町長から】自然と共生する町の貴重な産物
六戸町のメープルシロップは、六戸高校の閉校をきっかけに始まった地域の新たな取り組みです。舘野公園で続けてきたビオトープ活動により森と水の循環を守りながら、その環境で育ったカエデの樹液を採取し、丁寧に煮詰めています。
国内でも生産例が少ない国産メープルシロップは貴重な存在で、やさしい甘さと澄んだ香りが特長です。メープルシロップバームクーヘンなどの加工品も生まれました。自然と共生し、安心して暮らせる住みやすい六戸町の魅力を多くの方に感じていただければ幸いです。
【さらにチェック】4月29日は舘野公園で「アースデイ」
4月29日は舘野公園で「アースデイろくのへ2026」が開かれる。公園内の植生や生態系を観察するビオトープツアーや自然の中での遊びを通して地球環境を考える。こちらも旧六戸高校の取り組みをろくのへ自然塾が継承して開催している。
たき火やハンモック、ツリークライミングの体験コーナーや動物との触れ合いコーナーなどを予定。まき窯ピザなど野外グルメも楽しめる。
普段は道の駅ろくのへで販売している町産メープルシロップ(80ミリグラム入り6600円)も現地販売する。
本連載は完了しますが、県内各地・食の宝庫がある限り、どっか、またの機会に!
<おわり>
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