青森県三沢市は26日、市民2人が東京五輪の聖火リレーで使ったトーチとユニホームの展示を、市役所本館1階ロビーで始めた。2人は六川目自主防災会会長の一戸実さん(72)と市教育委員会学校給食センター所長の海老名達郎さん(57)。一戸さんが1964年の前回東京大会でランナー伴走者を務めた際のユニホームと一緒に、8月6日まで平日午前8時15分~午後5時に展示する。
一戸さんは前回東京大会の時、市立第三中3年生。「他の伴奏者約20人と一緒に二列縦隊となり、聖火走者1人に続いた。ルートは十和田市内。今のように周囲に手を振ることもなく、ひたすら走った」と話す。
六川目地区は東日本大震災の津波で住宅や小屋72棟が被害を受けた。
今大会の理念に「復興五輪」が掲げられる中、一戸さんは「震災の記憶を後世に継承する必要性を訴えたい」とランナーに応募。今年6月11日、「前回大会で一緒に走った仲間の分も頑張る」と、前回大会ユニホームをズボンの右ポケットに入れ、おいらせ町内で走者を務めた。「沿道からの『頑張れ』という声に力をもらった」と語る。
一方、中止となった三沢市内の公道リレーに参加予定だった海老名さんは6月10日、青森市内で開かれた代替セレモニーに参加した。
「地元で走れなかったのは残念だが、他の選手のトーチキスなどを見ることができた」と振り返り、「トーチをバックに撮影するなどして五輪の気分を味わってほしい」と話している。
一戸さんは前回東京大会の時、市立第三中3年生。「他の伴奏者約20人と一緒に二列縦隊となり、聖火走者1人に続いた。ルートは十和田市内。今のように周囲に手を振ることもなく、ひたすら走った」と話す。
六川目地区は東日本大震災の津波で住宅や小屋72棟が被害を受けた。
今大会の理念に「復興五輪」が掲げられる中、一戸さんは「震災の記憶を後世に継承する必要性を訴えたい」とランナーに応募。今年6月11日、「前回大会で一緒に走った仲間の分も頑張る」と、前回大会ユニホームをズボンの右ポケットに入れ、おいらせ町内で走者を務めた。「沿道からの『頑張れ』という声に力をもらった」と語る。
一方、中止となった三沢市内の公道リレーに参加予定だった海老名さんは6月10日、青森市内で開かれた代替セレモニーに参加した。
「地元で走れなかったのは残念だが、他の選手のトーチキスなどを見ることができた」と振り返り、「トーチをバックに撮影するなどして五輪の気分を味わってほしい」と話している。