八戸・是川地区を歩いて遺跡と歴史を学ぼう

地区の歴史を振り返りながら是川縄文館までの道のりを歩く参加者=4日

 世界文化遺産に登録される見通しの「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つ、是川石器時代遺跡(青森県八戸市)と、遺跡がある是川地区を盛り上げたいと、地元の2連合町内会(是川地区振興会、是川団地町内連合会)が地区の名所を巡るルート作りを計画している。4日は約10人が縄文時代からの地区の歴史を振り返りながら、約2キロを試し歩きした。

 参加者は是川中央公園付近を出発し、縄文人が魚を捕っていたと考えられ、是川石器時代遺跡と関係の深い新井田川や、国重要文化財・清水寺(せいすいじ)観音堂、地区に残る石碑などを見て、市埋蔵文化財調査センター是川縄文館にたどり着いた。

 試し歩きの成果を基に今後、目印の整備、ルートを歩くイベントの開催などを計画。振興会の下舘敏会長は「縄文館に来たことがない人もいる。地元の人も世界遺産のことを知っておいたほうがいいと思う」、連合会の佐々木春雄会長は「周りの地区からも人が来て、是川が活性化するきっかけになるといい」と話した。

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