秋田県大館市字大館の浄応寺には2本のシダレザクラがある。樹齢400年と推定される高さ約7メートルの古木と、その枝を挿し木したもの。ともに満開となった境内は、豪華絢爛(けんらん)といった雰囲気だ。
譽田正司住職(61)によると、寺は1610年に初代大館城代となった小場義成から現在地を与えられた。その記念として京都・円山公園の桜の若木が境内に移植され、今に残る。
もう一方の桜は戊辰戦争の戦火で樹勢が衰えた際、万が一に備えて挿し木されたとされ、今では隣り合う「初代」を超える高さに成長している。
境内の出入りは自由。桜の時期には散歩の市民や観光客、カメラマンのほか、カップ酒を手にした酔客も見られるという。
「市民に愛され続けている。枯れさせるわけにはいかない」と譽田住職。樹木医に見てもらい、土を入れ替えるなどして、手入れを続けている。
譽田正司住職(61)によると、寺は1610年に初代大館城代となった小場義成から現在地を与えられた。その記念として京都・円山公園の桜の若木が境内に移植され、今に残る。
もう一方の桜は戊辰戦争の戦火で樹勢が衰えた際、万が一に備えて挿し木されたとされ、今では隣り合う「初代」を超える高さに成長している。
境内の出入りは自由。桜の時期には散歩の市民や観光客、カメラマンのほか、カップ酒を手にした酔客も見られるという。
「市民に愛され続けている。枯れさせるわけにはいかない」と譽田住職。樹木医に見てもらい、土を入れ替えるなどして、手入れを続けている。