八戸市と階上町「ポケふた」ゲットだぜ!

県内で初めて設置された「ポケふた」。左が八戸市、右が階上町のもの。左奥は小林市長、右奥は浜谷町長=13日、同市蕪島海浜公園

 地域の新たな観光スポットに-。人気アニメ「ポケットモンスター」がデザインされたマンホールのふた「ポケふた」が13日、青森県八戸市の蕪島前歩道と階上町の道の駅はしかみ正面玄関前に設置された。地域の特色と関連したポケモンが描かれた一点もので、県内での設置は初めて。

 ポケふたはポケモンのブランドマネジメント会社「ポケモン」(東京)が、地域の来訪客増加を目的に2018年12月からスタート。これまで13都道県で150カ所以上展開しており、東北地方では復興支援の一環として岩手県、宮城県、福島県の太平洋沿岸などに設置されている。

 ポケふたは鋳鉄製で、直径約60センチ、重さ約30キロ。蕪島前歩道のふたは、それぞれウミネコ、岩石がモチーフの「キャモメ」「イシツブテ」をデザイン。道の駅はしかみのものはウニ、ナマコ、芋虫がモチーフの「バチンウニ」「ナマコブシ」「ユキハミ」に加え、太陽が灯台を照らし出す風景が描かれている。

 同市の蕪島海浜公園で行われたお披露目式には両市町の関係者や地元住民など約30人が出席。小林眞市長は「ポケふたが蕪島の新たな観光名所となることに期待している」、浜谷豊美町長は「震災復興のシンボルとして観光、地域振興のきっかけとなる」とあいさつ。ポケふたの除幕後、取り付け作業が行われた。

 ポケモン社によると、今後も青森県にポケふたを設置する可能性があるという。同社担当者は「ポケふたを全国の街の魅力に触れるきっかけにしてもらえればうれしい」と話した。

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