南郷歴史民俗資料館で「コレクション展」

結納の際に使われた角樽や、三三九度用の酒器など「酒」に関するさまざまな資料を展示しているコレクション展

 八戸市南郷歴史民俗資料館(竹洞一則館長)は、収蔵している多種多様な資料を順次紹介する「コレクション展」を新たに始めた。初回のテーマは「酒」。南郷島守地区にかつてあった酒蔵にまつわる資料や酒器など約150点を展示している。

 旧南郷村時代の1980年に開館した同資料館は、同村や青森県八戸市、近隣市町村にゆかりのある民俗資料約1万点を収蔵している。貴重な資料を多くの人に見てもらおうと、さまざまなテーマを設定し収蔵品を展示していくことにした。

 「酒」展の会場には、45(昭和20)年ごろまで島守地区で醸造していた「砂倉(さくら)酒造店」の日本酒ラベルや「盛桶(もりおけ)」「酒袋」「液枡(えきます)」といった醸造道具をはじめ、婚礼の際に用いた角樽(つのだる)などの漆器、とっくりやおちょこが並ぶ。戦時中の酒瓶ラベルには「戦勝」「進撃」など戦意高揚の文字が刷られている。

 同館の中尻貴之学芸員は「一つ一つの資料から人々の生活が浮かび上がってくる。地域の歴史を振り返る機会になればいい」と話している。

 「酒」展は、前期展示が10日まで。一部展示品を入れ替えての後期展示は15日から3月21日まで。

砂倉酒造店で醸造された日本酒のラベル

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