三沢でアートプロジェクトが15日開幕

インスタレーションの制作を進める伊藤さん(左)ら

 青森県三沢市の廃校と海岸を舞台にしたアートプロジェクト「she,see,sea,」(市教育委員会事務局主催)が15日に開幕する。基地の街三沢が持つ多面性や断絶について、青森県にゆかりのある若手アーティストら7人がそれぞれの視点で捉え、インスタレーション(空間展示)やパフォーマンス、ワークショップなどさまざまな表現で伝える。29日まで。

 プロジェクトの会場は1年前に閉校した旧三川目小学校と、世界初の太平洋無着陸横断飛行を達成したミス・ビードル号の出発地である淋代海岸。三沢市出身で八戸工業大学感性デザイン学部4年の小比類巻侑生さんが企画した。

 小比類巻さんは、2人の米国人が三沢-米ウェナッチ間の無着陸横断飛行を達成した10年後に日米が開戦し、日本が敗れて米軍基地がつくられた歴史や、漁業者が向き合ってきた海の恵みと津波の脅威などに着目。「それらが統合されず、ノイズのように重なり合っている三沢の日常をアートにしたい」と話す。アーティストらは市内各地を巡り、構想を膨らませたという。

 伊藤道史さんは三川目小や旧淋代小に眠っていたOHP(プロジェクターの一種)などで空間展示を制作。レコードプレーヤーから小型ファンの回転音が響き、ビードル号のプロペラ音を想像させる。飛行機をテーマにしたワークショップも予定している。

 八戸市出身の赤坂厳(いつき)さん(東京造形大4年)は、三沢で触れた米国の文化や価値観が制作のモチーフ。今回はパッチワークによる空間展示を制作した。中村蓮汰さん(三沢市出身、八工大感性デザイン学部)は陶器作品を展示する。

 29日は井上健太郎さんら八戸東高校表現科の有志がパフォーマンスを披露。三川目小の卒業生らによる海鳴り太鼓の演奏なども予定されている。

 作品制作は最終日まで続き、制作の様子や新たな作品を随時見られるのも特徴だ。観覧無料。詳細は公式インスタグラムで発表する。


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