年代問わず人気、七戸・鷹山美術館で「夢二」展

夢二独特の魅力あふれる美人画に見入る来場者たち

 大正ロマンを代表する画家で、年代を問わずファンが多い竹久夢二の展覧会が22日、青森県七戸町の鷹山宇一記念美術館(鷹山ひばり館長)で開幕した。愁いを含んだつぶらな瞳に特徴がある美人画をはじめ、雑誌や楽譜集の表紙絵、本人が撮影した写真など、四つのテーマに分けた計259点を展示。多くの来場者でにぎわっている。11月8日まで。

 夢二は、便箋や封筒、うちわ、浴衣など幅広い日用品のデザインも手掛け「グラフィックデザインの先駆者」と呼ばれた。近年も若手デザイナーの間で再認識され、海外からも「KAWAII(かわいい)文化」の中心人物として注目されている。

 来場者第1号となり鷹山館長から図録を贈られた十和田市ちとせ小学校4年生の豊川瀬那さん(10)は観覧後、「不思議な感じの絵で面白かった」と話した。同行した祖母・千鶴子さん(64)は「こんなにたくさんの作品を残していたんだと驚いた。あらためて夢二の魅力を感じた」と語った。

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