下北半島の付け根に位置する青森県野辺地町は、春から夏にかけて冷たく湿った偏東風が吹き付けるヤマセ地帯にある。稲作などには不向きだが、夏場の野菜作りには好条件。町名産の「野辺地葉つきこかぶ」は抜群の鮮度と柔らかさ、甘みが売り物で、県内はもちろん首都圏などの県外消費地でも知られる存在になった。
町内農家がコカブを作り始めたのは、1980(昭和55)年の冷害がきっかけ。この年は夏場に低温が続き、コメの作況指数が県全体で47まで低下し、ヤマセ地帯では皆無作に近いところも出た。そこで、寒さに強く生育期間が短いコカブの栽培が広がったという。
ゆうき青森農協野菜振興会の野辺地地区営農センター協議会会長を務める高松誠さん(65)も、コカブを作り始めて30年近くになる。現在の経営は水稲とコカブが約3ヘクタールずつ、ナガイモが30アールほど。コカブは5月から10月までの間に2回収穫可能で、「関東産の出回りが減る夏場以降も出荷できるのが、野辺地産の強み」と話す。
鮮度が重視されるコカブの収穫は、時間との戦いだ。高松さん方では、午前1時ごろから畑に出て夜明け前に掘り取り、作業場での洗浄・選別は昼ごろまでに終える。
野辺地葉つきこかぶは皮をむいて丸かじりできるほど柔らかく、浅漬けやサラダのほか、葉も炒め物や汁物に利用できる。高松さんは「あまり知られていませんが、天ぷらにしてもイケますよ」と教えてくれた。
町内農家がコカブを作り始めたのは、1980(昭和55)年の冷害がきっかけ。この年は夏場に低温が続き、コメの作況指数が県全体で47まで低下し、ヤマセ地帯では皆無作に近いところも出た。そこで、寒さに強く生育期間が短いコカブの栽培が広がったという。
ゆうき青森農協野菜振興会の野辺地地区営農センター協議会会長を務める高松誠さん(65)も、コカブを作り始めて30年近くになる。現在の経営は水稲とコカブが約3ヘクタールずつ、ナガイモが30アールほど。コカブは5月から10月までの間に2回収穫可能で、「関東産の出回りが減る夏場以降も出荷できるのが、野辺地産の強み」と話す。
鮮度が重視されるコカブの収穫は、時間との戦いだ。高松さん方では、午前1時ごろから畑に出て夜明け前に掘り取り、作業場での洗浄・選別は昼ごろまでに終える。
野辺地葉つきこかぶは皮をむいて丸かじりできるほど柔らかく、浅漬けやサラダのほか、葉も炒め物や汁物に利用できる。高松さんは「あまり知られていませんが、天ぷらにしてもイケますよ」と教えてくれた。
▼おすすめ 3産品/「縄文くらら」商品も好評/野村秀雄町長
陸奥湾に面した野辺地町は海の幸が豊富で、ふるさと納税の返礼品では「野辺地町活ほたて」が一番人気。当町の地まきホタテガイは、身が締まって味が濃いのが特長です。
「野辺地町特産品詰合Cセット」は、漢方にも用いられるマメ科植物・カワラケツメイの加工品をそろえました。甘い香りのティーバッグ、粉末を練り込んだ麺(うどん・そば)や、ホタテご飯が手軽に楽しめるレトルト品も入っています。
今後の観光振興で期待しているのが「縄文くらら」の愛称で呼ばれる国重要文化財・板状立脚土偶をデザインした商品。手ぬぐいやクリアファイルなどのグッズが好評なので、各種土産品を充実させたいですね。
陸奥湾に面した野辺地町は海の幸が豊富で、ふるさと納税の返礼品では「野辺地町活ほたて」が一番人気。当町の地まきホタテガイは、身が締まって味が濃いのが特長です。
「野辺地町特産品詰合Cセット」は、漢方にも用いられるマメ科植物・カワラケツメイの加工品をそろえました。甘い香りのティーバッグ、粉末を練り込んだ麺(うどん・そば)や、ホタテご飯が手軽に楽しめるレトルト品も入っています。
今後の観光振興で期待しているのが「縄文くらら」の愛称で呼ばれる国重要文化財・板状立脚土偶をデザインした商品。手ぬぐいやクリアファイルなどのグッズが好評なので、各種土産品を充実させたいですね。
【問い合わせ先】野辺地町観光協会(TEL0175-64-9555)