「カシスどら焼き」開発/八高専とみやきん(七戸)

カシスどら焼きを共同開発した宮沢代表取締役(右)と山本准教授

 青森県七戸町の「お菓子のみやきん」(宮沢一史代表取締役)は、八戸工業高等専門学校と共同で県産カシスの実を搾った後の残渣(ざんさ)を有効利用した「カシスどら焼き」を開発した。カシスの栄養成分を損なわない加工方法などを約2年間かけて研究し、商品化した。5日から県内のみやきん各店舗で発売された。

 宮沢代表取締役や八高専産業システム工学科マテリアル・バイオ工学コースの山本歩准教授(生命科学)によると、同社のカシスオレンジサイダーなどの製造過程で大量に生じるカシスの皮などの残渣を有効利用できないかと考え、研究に着手。県の農商工連携の助成事業などを活用し、カシスの栄養成分や風味を損なわずにコスト面も抑えられる加工方法を比較、検討してきた。

 完成したどら焼きは、残渣を温風乾燥させてパウダー化して粒あんに練り込み、併せてシロップで煮詰めた実も入れ、ふんわりとした生地で包み込んだ。価格は230円(税別)。

 山本准教授は「カシスは栄養の塊なので、残渣が捨てられている状況はもったいないと感じていた。研究成果が商品になり、地域に貢献できたと思う」と語った。宮沢代表取締役は「時間をかけて作った商品なので、どんな評価が出てくるのか楽しみ。県外、海外へも広めていきたい」と話した。

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