「おんこちゃん」グッズ続々と/五戸

福田さん(中)の手によるブローチやレリーフなどの小物

 青森県五戸町のPRキャラクター「おんこちゃん」が、同町内で次々と増殖している。昨年度までは町による活用に限られていたが、4月中旬から民間の利用申請制度をスタート。イラストが商店・企業のチラシなどに登場し始めたほか、シャツや小物等のグッズも制作され、関係者は町をアピールするキャラクターの広がりに大きな期待を寄せている。

 おんこちゃんは、町と町出身の姉妹クリエーター「東京ハイジ」(姉・ササキトモコさん、妹・ササキワカバさん)=神奈川県在住=のコラボによるPR動画から生まれたキャラクターで、町の木「オンコ(イチイ)」の妖精のようなもの、という設定。友達の「シロ」や多くの町民とともに名所・食を紹介する動画は、動画投稿サイト「ユーチューブ」での再生数が38万回に達した。

 キャラクターのイラストはこれまで、町主催イベントのチラシ、ポスターなどで活用。昨年にはグッズ第1弾として町職員等の希望者用にポロシャツを、今年は第2弾のふるさと納税返礼品グッズセットを制作した。さらなる広がりを目指す町は、今年1月に東京ハイジとの間で関連イラスト56種類の著作権譲渡契約を締結。4月中旬から(1)町や町民活動の品位を傷つけない(2)特定の政治信条・宗教をアピールしない-ことなどを条件として、商業・非商業を問わない利用の申請受け付けを開始し、10月末までに22件が認められた。町は当面の間、利用料を無料としている。

 町のポロシャツ制作を請け負った同町のスポーツ用品店「マツオスポーツ」は、9月から一般用ポロシャツとTシャツの受注を始めた。スポーツチームや熟年層の集まりなど幅広い年代から支持を受け、これまで約100枚を販売。冬に向け新たにトレーナーの制作も計画中だ。松尾博之社長(57)は「町のためにおんこちゃんを宣伝したいという人が多く、売れ行きは想定以上」と話す。

 町内の手芸愛好者らによる販売拠点「趣味の店」では、福田喜代子さん(69)が制作した粘土樹脂製のブローチやレリーフなどが店頭に並ぶ。会員制交流サイト(SNS)への画像投稿をきっかけに、町外からの来訪者も多いとのこと。福田さんは「ここでしか買えない作品を通し、一人でも多く町を訪れてほしい」と期待を込める。

 同町の寺尾久美子さん(40)は、ストラップやイラストマグネットなど7種類を制作し、ビックリ夜店など町内のイベントで販売。「出店ではおんこちゃんの存在を見つけて集まって来る人が多く、人気を実感している」と話した。

 町は好評を受け、利用可能なイラストの追加も検討中。町総合政策課の新堀裕貴主査は「東京ハイジ側も独自にLINEスタンプの制作を計画しており、今後も両者が協力しておんこちゃんの存在をさらに広めたい」としている。問い合わせ、申請受け付けは町総合政策課(電話0178-62-7953)へ。

マツオスポーツが制作する、おんこちゃんTシャツとポロシャツ

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