青森県弘前市の弘前公園で開かれている「弘前城菊と紅葉まつり」で、主会場の弘前城植物園では巨大なフラワーアート「金秋白虎(きんしゅうびゃっこ)」が来園者の目を引いている。アートは、同市のねぷた師、白井宏之さん(60)と相馬淳さん(64)が、組ねぷたの技法を生かして竹で制作。今年で7年目を迎えた。2人は「竹は扱いが難しく悩みながらやっているが、年々バージョンアップさせている。アートとしてもっと広めたい」と意気込む。
同アートは、まつりでフラワーアートの企画・プロデュースを行う同市のアートプロジェクトチーム「HIROSAKI AIR(弘前エア)」が、まつりの若返りとして弘前らしい新たなシンボルを作ろうと2020年に構想。元々は竹で作られていた組ねぷたの骨組みの美しさを取り入れたいと考え、西地区ねぷた親交会(同市)の2人に制作を依頼。弘前城を守る四神を題材に選んだ。花の装飾は、花で景色をつくる「花景家(かけいか)」の阿部喜恵さん=宮城県出身=が手がけた。
組ねぷたは針金で骨組みを作るが、同アートは幅1.5センチと同3センチの2種の竹を使用。自由自在に曲げられる針金と違い、竹は皮側を上にして曲げなければ折れてしまうため、2人は「曲線を作るのが大変」と話す。
これまで青龍、朱雀、玄武をそれぞれ2年ずつ制作。今年は四神の最後となる白虎を、高さ5メートル、幅14メートルの大きさで仕上げた。顔の部分は、津軽竹細工の技法で竹の厚さを通常の3ミリほどから半分程度に薄くして扱いやすくし、強度を高めるために針金を組むという技術を初めて取り入れた。相馬さんは「白虎は他の四神と違い実在する虎がモデル。技術をつけて一番最後にやりたかった。虎に見える仕上がりでよかった」と笑う。
弘前エアの樽澤武秀代表(48)は「弘前でしか生み出せないもので人々の心を動かし、ねぷたの文化も知ってもらえたら。地域性を伝えながら、県外や海外などもっと多くの人に届けたい」と展望を語った。
まつりは8日まで。
同アートは、まつりでフラワーアートの企画・プロデュースを行う同市のアートプロジェクトチーム「HIROSAKI AIR(弘前エア)」が、まつりの若返りとして弘前らしい新たなシンボルを作ろうと2020年に構想。元々は竹で作られていた組ねぷたの骨組みの美しさを取り入れたいと考え、西地区ねぷた親交会(同市)の2人に制作を依頼。弘前城を守る四神を題材に選んだ。花の装飾は、花で景色をつくる「花景家(かけいか)」の阿部喜恵さん=宮城県出身=が手がけた。
組ねぷたは針金で骨組みを作るが、同アートは幅1.5センチと同3センチの2種の竹を使用。自由自在に曲げられる針金と違い、竹は皮側を上にして曲げなければ折れてしまうため、2人は「曲線を作るのが大変」と話す。
これまで青龍、朱雀、玄武をそれぞれ2年ずつ制作。今年は四神の最後となる白虎を、高さ5メートル、幅14メートルの大きさで仕上げた。顔の部分は、津軽竹細工の技法で竹の厚さを通常の3ミリほどから半分程度に薄くして扱いやすくし、強度を高めるために針金を組むという技術を初めて取り入れた。相馬さんは「白虎は他の四神と違い実在する虎がモデル。技術をつけて一番最後にやりたかった。虎に見える仕上がりでよかった」と笑う。
弘前エアの樽澤武秀代表(48)は「弘前でしか生み出せないもので人々の心を動かし、ねぷたの文化も知ってもらえたら。地域性を伝えながら、県外や海外などもっと多くの人に届けたい」と展望を語った。
まつりは8日まで。