立佞武多の館リニューアル 新作披露/五所川原

立佞武多の館から姿を現した新作大型立佞武多「猿田彦大神」=10日午後7時半ごろ

 青森県五所川原市は10日、同市大町の観光施設「立佞武多(たちねぷた)の館」の11日からの通常営業再開に先立ち、リニューアルオープンセレモニーを行った。今年の五所川原立佞武多に登場する新作大型立佞武多「猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)」を祭りより一足早くお披露目。ステージイベントなどもにぎわいを添え、中心街は早くも祭りムード一色となった。

 佐々木孝昌市長が「観光の要として訪れる多くの方々に感動を与えるとともに、市民の交流の場として活用され、五所川原活性化の礎となることを願います」とあいさつし、関係者と共にテープカット。勇壮なはやしと「ヤッテマレ」のかけ声が響く中、館の奥からゆっくりと「猿田彦大神」が姿を見せ、館前で待ち構えていた大型立佞武多「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」「閻魔(えんま)」と目抜き通りにそろい踏み。圧倒的な迫力で観客を魅了した。

 「猿田彦大神」制作者の鶴谷昭法さん(44)は「猿田彦の目線と指の方向をうまく合わせることができた。無事完成して安心している。多くの人に見に来てほしい」と話した。

 佐賀県伊万里市の陶芸家松永剛さん(55)は「念願がかなった。立佞武多がおはやしと共に登場するのを見て、なんだか涙が出そうだった」と猿田彦大神を見上げた。

 ステージでは弘前市のボーカルユニット・ライスボールのトークショーとミニライブが行われ、立佞武多をテーマにした新曲「威風堂々」を初披露。周辺の道路を車両通行止めにして約30店の出店テントやキッチンカーによるグルメストリートも展開し、大勢の家族連れらでにぎわった。

 2004年4月に開館した立佞武多の館は25年4月から休館し、老朽化に伴う大規模改修を行ってきた。外観は変わらないが、新たに4階に「遊びの広場」を設け、展示室で流す映像を4K映像にするなど、館内を刷新した。五所川原立佞武多は8月4日に開幕する。

「ヤッテマレ」の掛け声と共に、立佞武多の館から登場した新作大型立佞武多「猿田彦大神」

五所川原市

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