今年2月に事故のため急逝した青森県五所川原市出身の新進気鋭の書道家・清野秀汰さん(享年26歳)の作品展が青森市内で開かれている。感謝や愛情、優しさを、一字一字に込めていた息子の姿を知る両親は「秀汰の作品を感じてほしい」と語る。
清野さんと書道の出合いは6歳の時。地元の書道教室に通い始めたのがきっかけだった。以来、夢中で稽古に打ち込んだ。大学卒業後、就職先の県立中央病院で理学療法士として働きながら活動を続けてきた。
「24時間一日中楽しいことをして人の役に立てたらどんなに幸せか」。そんな思いが募り、昨年7月末に退職。書道アーティストとして独立した。
その年の9月には、約5千人が来場したスイスのベルン歴史博物館主催の日本祭りや、フランスパリのエッフェル塔の下でパフォーマンスを披露した。精力的に活動を始めた直後の今年2月17日、清野さんは海外滞在中に不慮の事故に遭い帰らぬ人となった-。
青森市荒川の県総合社会教育センター。階段の壁を使った「階段ギャラリー」には清野さんの作品22点が並ぶ。6月2日に始まった「清野秀汰作品展~感謝~」は、生前に同センター学習支援グループの對馬悟さん(61)と作品展の開催を約束していたことがきっかけだった。
對馬さんは昨年9月、つがる市弘法寺のイベントで清野さんの作品を見て感銘を受けた。すぐにセンターで作品展を開くことを提案。同12月には階段ギャラリーを清野さんに下見してもらった。清野さんは、書道パフォーマンスを提案するなど、とても楽しみにしていたという。そこに訃報が舞い込んだ。
転機は5月。清野さんの作品展が他の場所で開催され始めていることを知った對馬さんは、清野さんの家族に連絡し、改めて開催を持ちかけた。快諾を得て話し合いを重ね、テーマを「感謝」に決めた。
会場に来場者向けの感想ノートを備え付けた。そこには「しゅうてぃ(清野さんの愛称)、又会いに来たよ。やっぱり心に響く書だよ」「しゅーてぃの生きた証を見ることができてうれしかった」など、清野さんへの感謝の言葉が多くつづられている。
6月23日、清野さんの父邦仁さん(55)と母望恵さん(54)が追加展示する作品を持ってセンターを訪れた。その中に「愛」と書かれた作品があった。邦仁さんにとって思い出深い書だ。「彼の優しさ、気持ちがいっぱい詰まっている」。母望恵さんは、これから作品を見に来る人に向け、「秀汰の作品を感じて、元気になってもらえれば」と呼びかけている。
作品展は30日まで。
清野さんと書道の出合いは6歳の時。地元の書道教室に通い始めたのがきっかけだった。以来、夢中で稽古に打ち込んだ。大学卒業後、就職先の県立中央病院で理学療法士として働きながら活動を続けてきた。
「24時間一日中楽しいことをして人の役に立てたらどんなに幸せか」。そんな思いが募り、昨年7月末に退職。書道アーティストとして独立した。
その年の9月には、約5千人が来場したスイスのベルン歴史博物館主催の日本祭りや、フランスパリのエッフェル塔の下でパフォーマンスを披露した。精力的に活動を始めた直後の今年2月17日、清野さんは海外滞在中に不慮の事故に遭い帰らぬ人となった-。
青森市荒川の県総合社会教育センター。階段の壁を使った「階段ギャラリー」には清野さんの作品22点が並ぶ。6月2日に始まった「清野秀汰作品展~感謝~」は、生前に同センター学習支援グループの對馬悟さん(61)と作品展の開催を約束していたことがきっかけだった。
對馬さんは昨年9月、つがる市弘法寺のイベントで清野さんの作品を見て感銘を受けた。すぐにセンターで作品展を開くことを提案。同12月には階段ギャラリーを清野さんに下見してもらった。清野さんは、書道パフォーマンスを提案するなど、とても楽しみにしていたという。そこに訃報が舞い込んだ。
転機は5月。清野さんの作品展が他の場所で開催され始めていることを知った對馬さんは、清野さんの家族に連絡し、改めて開催を持ちかけた。快諾を得て話し合いを重ね、テーマを「感謝」に決めた。
会場に来場者向けの感想ノートを備え付けた。そこには「しゅうてぃ(清野さんの愛称)、又会いに来たよ。やっぱり心に響く書だよ」「しゅーてぃの生きた証を見ることができてうれしかった」など、清野さんへの感謝の言葉が多くつづられている。
6月23日、清野さんの父邦仁さん(55)と母望恵さん(54)が追加展示する作品を持ってセンターを訪れた。その中に「愛」と書かれた作品があった。邦仁さんにとって思い出深い書だ。「彼の優しさ、気持ちがいっぱい詰まっている」。母望恵さんは、これから作品を見に来る人に向け、「秀汰の作品を感じて、元気になってもらえれば」と呼びかけている。
作品展は30日まで。