弘前さくらまつり最速開幕 主役もうすぐ

1947年以降で最も早い開幕となった弘前さくらまつり。一部のソメイヨシノがほころび始めた弘前公園では、雨の中、多くの観光客が散策を楽しんだ=10日午前

 約2600本の桜が城下町の春を彩る「弘前さくらまつり」が10日、青森県弘前市の弘前公園で開幕した。市が記録する1947(昭和22)年以降では最も早い開幕。園内のソメイヨシノはまだ開花していないが、雨の中、多くの観光客らがほころび始めた桜や多彩な屋台を楽しんだ。会期は5月5日まで。

 まつりは桜の早咲き予想を受けて開幕を1週間前倒しし、過去最長の26日間となった。三の丸追手門前で行われたセレモニーで、桜田宏市長が開幕を宣言。園内では傘を差しながら桜を眺め、写真撮影をしながらゆったりと過ごす観光客が目立った。

 桜目当てに初めて青森県を訪れた東京都中央区の会社員川崎佑華さん(26)は「まだつぼみだけど、咲いているところもあってきれい。東京はもう散っているので新鮮。1泊するので明日また来たい」と話した。

 市は園内の開花を11日、満開を16日と見込む。市公園緑地課の桜守・橋場真紀子さんは、8日の気温が低く成長が鈍った影響で開花に至らなかった-と説明。標準木は数輪咲いており、半分開いた花も複数確認できたことから、雨が上がり気温が回復すれば開花するとの見通しを示し、「今日は本丸のベニシダレや御滝桜などが開花した。ソメイヨシノも本番になってくるので、咲き方(の変化)を楽しんでほしい」と話した。

 9日に開花した外堀は満開が15日、西堀の桜のトンネルは12日開花、17日満開と予想。花びらが堀を埋める花筏(はないかだ)は19~23日が見ごろとなる見通し。

まつり開幕を待ちわび、三分咲きの「弘前枝垂れ」(左側)などを楽しんだ観光客=10日午前、弘前市の弘前公園

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