本物の殻使った「ほやランプ」、15日発売

「ほやランプ目当ての観光客が来るようになってほしい」と語る中山さん

 青森市後潟で水揚げされたホヤの殻を使い手作業で作られた「ほやランプ」が15日、アスパム内の土産店「青森県地場セレクト」で発売される。ホヤ特有のゴツゴツした風貌ながら、柔らかな光をともすのが特長。県の担当者らがPR用として数年前から作っていたほやランプが会員制交流サイト(SNS)で話題となり、商品化が実現した。

 青森県の水産物をPRする県水産振興課の事業「あおもりの肴(さかな)」により、特大ホヤを生産する後潟漁協と、製作を担う障害者就労支援施設「就労サポートセンターはくちょう」(平内町)が連携。同課の担当者がほやランプの作り方などを同施設の利用者に指導した。

 本物のホヤの殻を使ったランプの製作技術は、約20年前に県水産物加工研究所(当時)が開発したが、当時は白熱電球を使用しており、殻の内部に熱がこもるなどの課題があったという。今回は発熱量が少ない発光ダイオード(LED)ライトを使い課題を解決した。

 販売に当たり助言した地場セレクトの中山ひと美さんは「点灯時は幻想的なのに、消灯すると生々しく、そのギャップが面白い」と魅力を語った。

 ほやランプは1個1500円(税込み)で、初回の販売分は30個。問い合わせは地場セレクト(電話017-777-3679)へ。

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