七戸の発酵カフェランチと縄文おやき 「食べにおいでよ!」第26回


 七戸町に今年6月オープンした「発酵カフェnook(ヌック)」へ。県産のこうじなど発酵調味料を使ったワンプレートのランチや県産米粉で作るおやきがおいしいと評判のお店です。

 「隠れ家」や「片隅」を意味する店名の通り、穏やかで居心地のいい空間。早速、店主の菊地千恵美さん(47)にランチメニューの「鶏の粒マスタード炒め」をオーダーして撮影スタート。塩こうじに一晩漬けた鶏肉はフライパンで焼く前から既にしっとりとして、焼き上がりは弾力を見るだけでやわらかさが分かります。

 県産米「はれわたり」のごはんに、サラダと複数の副菜も県産野菜が中心。角切りトマトに塩こうじと甘こうじをあえたドレッシングが素材の味を引き立てる。

 東京から10年ほど前に七戸町に帰郷し、介護職に就く中で健康寿命を延ばす食の大切さを痛感したという菊地さん。「発酵食を学んで、腸に健康的な食事はメンタルも安定させてくれることが分かりました。ヌックに来たら自然と心も体も満たされて元気になるような、癒やされる場所であり続けたいですね」

 ここまできたら二ツ森貝塚縄文メニューコンテスト銀賞という「縄文おやき」と「縄文スムージー」も外せない。外は雪。おやきを焼く甘い香りが漂ってきた。

■予約、問い合わせはインスタグラム(@nook_2025.05)から

【田嶋邦貴町長から】全国トップ10に道の駅しちのへ
 道の駅しちのへは、旅行専門雑誌「じゃらん」が発表する「もう一度利用したい道の駅2025」において全国10位にランキングされました。今回も県内唯一のトップ10入りを果たし、美術館や産直野菜などが満足度において高評価を得ております。

 また、市街地に新装オープンした「発酵カフェnook」では、こうじなどの発酵調味料を使用して腸が喜ぶ食事を提供しています。体への負担が少ないメニューを味わいながら、心も癒やしてみてはどうでしょうか。

【こちらもチェック】豊富な農産物とそば餅など自慢
 「城下町としての歴史がある七戸町は、東八甲田の豊かな土壌に育まれた種類豊富な農産物が自慢です」と町商工観光課。1993年に県内で初めて道の駅に登録された道の駅しちのへには、地元農家が手塩にかけた新鮮な野菜や果物、加工品などが豊富にそろい、土日祝日を中心に多くの人でにぎわっている。

 地元製麺のそばやエゴマのタレを塗り炭火で焼いた「そば餅」も人気。「一時的に販売を休止していた『そばソフト』も再開しましたので、ぜひご賞味ください」とPRしている。

塩こうじや甘こうじを使ったワンプレートランチ「鶏の粒マスタード炒め」

自家製のあんこにゴマとクルミを入れた県産米粉の「縄文おやき」と甘栗の「縄文スムージー」

店主の菊地千恵美さん

田嶋邦貴町長

道の駅しちのへ

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